幼稚園の先生になってから7年。
幼稚園の先生って「楽な仕事」とか「子どもと遊べていいなー」とか思われやすい仕事。
確かに子どもといれるのは楽しいですが、その裏には大変なことがいっぱい。本当大変ですよね。
特に先生になる前と後では「幼稚園の先生」という職業に対する解釈が変わりました。
そこで、私含め、私の周りの幼稚園の先生が抱える大変なことを記事にしました。みんなで大変さを共有して日々の活力にしていきましょう!
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目次
幼稚園の先生をしていて大変なこと
ここからは早速幼稚園の先生ならではの大変だと思うことを並べてみました。あなた自身の経験と照らし合わせてみてください。
①子どもとの接し方が難しくて大変

幼稚園の先生、特に新任の頃は子どもとの接し方が難しいです。
優しくしすぎて子どもが甘えすぎてしまったり、逆に厳しくしすぎて子どもがついてこなくなったり、
どう接すればクラスがまとまり、子どもに先生として信頼されるのか、難しいところです。
もちろん経験を重ねるにつれて子どもたちに適した接し方ができるようになりますが、特に新任のうちは一人一人異なる個性をまとめるのは大変です。
②保護者との関わりも大変

幼稚園の先生は保護者対応も大変です。
特に激しいクレーマー、俗に言うモンスターペアレントがいると、特にストレスになります。
どう対応していいかわからないのもそうですし、
全部相手の言うことを鵜呑みにしてしまうのもと話がややこしくなるし、本当に対応が難しい。
子どものことで悩むならまだしも、親のことで悩むなんて…と、余計にストレスを感じます。
ちなみにこちらの記事では難しい保護者との関わり方や、クレームへの対処についてまとめていますので参考にしていってくださいね。
③全体像をつかむのに時間がかかって大変

特に新任の先生は全体像をつかむのに時間がかかります。
というのも新任先生で担任を任されると、何もわからないまま仕事をしなくてはならない。そんな状況になります。
先輩にわからないことを聞こうとしても、「忙しいから」と相手にしてくれなかったり、そもそも「聞かないで」というオーラを出されてしまったり、質問がしづらい。
その結果、わからないことをそのままにしておいてしまったり、見よう見まねで日々過ごすことになります。
特に一年目は何がなんだかわからない日々が過ぎていき、自分が何を理解していて、何を理解できていないのかがわからないなんてことも。
その結果、3〜4年経ってやっと「あの時の〇〇」はこういうことだったのか。とか全体を理解できるようになります。
全体の流れを把握できるまでは、全体を点で捉えなくてはならないので大変です。
④人間関係が大変

幼稚園の先生は人間関係が大変です。
幼稚園は女性が多く女社会がゆえ、人間関係に苦労します。
例えば攻撃的な態度をされたり、陰口を言われたり、噂を流されたりこういったあからさまな人間関係の悩みもあれば、
「〇〇先生って優しいですよね!」と声をかけただけなのに次の日から態度がそっけなくなったり、
ちょっとした言動で対人関係が悪化することも…
周りに気を遣いながら生活するのはなかなかしんどいです。ちなみに、人間関係については別の記事でまとめています。
⑤激務で大変

幼稚園の先生は激務です。朝の7時に家を出て帰ってくるのは夜の9時なんてこともありえます。
特に行事を控えた時期は大変。通常業務でさえ、書き物や、壁紙の模様替えで大変なのに、そこに運動会の会議やお便り、運営の準備など本当にやることが終わらない。
休日も運動会の準備に使うほど激務になってしまいます。
⑥肌ケアが大変

幼稚園の先生は肌ケアが大変です。
というのも夏は外に出て子どもと遊ぶので日焼け止めが必須。それでも毎日外にいるので日焼けしてしまいます。
冬は冬で乾燥するのでハンドクリームが必須。
寒いのに冷たい水を扱うので手がカサカサになったり、しもやけしてしまったり、肌ケアが本当に大変です。
⑦プライベートにも仕事が影響する
プライベートにも仕事を気ににするのが大変です。
特に幼稚園近くの複合施設には絶対行けません。笑
彼氏といるところを見られたら次の日にはスクープとして園全体に広まっていること間違いなしです。
休みの日まで仕事に悩まされるのは辛いところです。
大変なことがあるからこそ、自分がどうしたいか考える機会になる。

ここまで幼稚園の先生の大変なところを紹介してきました。
ただ、大変なことも決して悪い面だけではありません。
私の周りでは結婚してやめると決めていた人、とにかく3年は頑張ると決めた人、とにかく自分が理想とする保育を追い求めた人など
それぞれ、大変なことを抱えながらも、大変だからこそ、結果的に自分の未来について考えるきっかけになった。という人が意外に多いです。
大変なことがあるからこそ、自分のやりたいことが見つかることがあります。
私もその1人。私は自分にあった環境で保育をするために、できることをしたいと思うようになりました。
そして、今、転職をし、まさに自分にあった環境に身を置くことで、毎日子どもと楽しい時間を過ごすことができています。
幼稚園から転職できる?
日々「大変」と思っても転職できるかどうか不安という先生は多いです。
でも大変だから「転職したい。でもできないんじゃないか?転職していいのか?」とぐるぐる悩んでしまうこともあります。
私もその1人で、転職したいけど上手くいくのか不安でした。
そこで、保育系の転職サイトにできるだけ多く登録しました。
とにかく今の状況から抜け出すために複数サイトに登録し、何個も求人を見て、自分の好ましい環境はないか、見ていったんです。
私は結果的に今、素晴らしい環境のもと仕事ができています。
というのも、私は人間関係に悩んで転職を考えたのですが、良い人間関係の園を把握しているサイトがあるんです。それが「保育エイド」です。
求職者に対して求人を紹介し、その後もその園の待遇や、人間関係をフィードバックしているので、どの園が人間関係良好か把握しているんです。
実際に私が転職してみて思ったのは、環境を変えることでこんなに人生が良くなるのか。ということ。
登録だけなら無料ですし、良い求人ほど早く埋まってしまうので損をしたくない。とお考えであれば登録しておいて損はないですよ。
まとめ
幼稚園の先生の大変なこと、7年間幼稚園教諭に従事した私の意見をまとめてみました。
私がリアルに経験したこと、多くの同僚や先輩が経験している大変なこと。いかがでしたか?
誰だって大変な状況はできれば避けたいものですが、現実問題、幼稚園の先生は大変な仕事です。
子どもを見て、保護者に気を遣って、書き物して、職場の人間関係は複雑で・・・などなど。最初のうちはキャパオーバー必須です。
ただ、大変なことに直面した時こそ、自分が本当にどうしたいのかわかるもの。
なので大変な状況に遭遇したら、その大変な状況を利用して、自分が何を求めているのかを知るために利用してしまえば良いんです。
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大変なことがあっても心に蓋をして何年も先生をやってると大変なことすらも慣れてきて、例えば転職するよりも今の環境にいる方がいいんじゃないか?とか
ここ以外の職場で働く不安を取るなら、今の大変さを受け入れるしかない。とか思ってきます。私もそうでした。
でも、当時の私は今の社会を見たときに、幼稚園教諭や保育士は引く手数多で、良いサイトで転職すれば環境が良い園に就職することもできる。
この現実を無視することはできませんでした。
つまり、幼稚園教諭や保育士という資格を持っている以上、自分の環境は自分で選ぶことができる。としり、もっといい環境に身を置きたい。と転職をしたんです。
その証拠に私は今では良い園に雇ってもらい毎日子どもと楽しく過ごせています。
この記事をご覧のあなたも、幼稚園の先生ならではの大変なこと、これからあると思いますが、人は嫌なことがあるからこそ、自分が何をしたいのかわかります。
その大変なことから自分が何をしたいのかを見つけ、環境を変えたいと思った人だけ、行動を起こしてみてください。