今まさに幼稚園の先生をしているあなた。職員間での人間関係に悩まされていませんか?
苦手な先輩を見るだけで心がざわつく、鬼みたいに見える、体がちぢこまる、辞めたいと思ってしまう・・・
私も嫌がらせを受け続けた先輩がいたので毎日嫌な思いをして通勤。胃も壊してしまい、食事が喉を通らないほどにまで悩みながら、それでもガンバなきゃいけない。と1年間過ごしたことがあります。
そんな私でしたが、このままでは体が持たない。と思い、幼稚園特有の女社会について理解し、対処法を勉強してみました。すると、何故あの人は嫌味を言うんだろう?何故あの人は気分屋なんだろう?と言う疑問が晴れていき、どう対応すれば良いかもわかるようになり、人間関係でのストレスが減っていったんです。
そこでこの記事では幼稚園の先生同士の人間関係の悩みをなくす方法を紹介します。
あなたがこの記事を読み終わることには「なるほど!」と今の状況に納得し、今後どう言った対応を取れば良いのかわかっているはず。
自ずと心も楽になっているはずです。人間関係の悩みを消して子どもたちと健やかに向き合える日々を取り戻しましょう。
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幼稚園の先生が悩みがちな人間関係のパターン
幼稚園は女社会。しかも狭い社会なので人間関係に悩みがち。ここでは「嫌なあの人」をパターン別に解説し、どう対応すべきなのか紹介していきます。
①いじめ、嫌がらせをしてくるあの人

攻撃的でネチネチ文句を言ってきたり、揚げ足を取ってきたり、鋭い目つきで睨んできたり…やってもいないことを人のせいにしてきたり…
私も嫌がらせ、いじめをしてくる先輩に悩まされていました。その行動は本当に信じられないくらい、ドラマでしか見たことないようなこともありました…本当に辛いですよね…
<心理>
ですが実は人をいじめる、嫌がらせする人は人を蹴落として自分を守ろうとする心理があります。ようは人をいじめたり、嫌な目に合わせないと自分の立場がなくなる!と思っているんです。
それだけ普段から自分に自信がない、不安な人だとも言えますよね。人に被害を加えないと自分の居場所が確保できないと思っているわけですから。
ですのでいわば被害者意識が強い。
なんでこの人私に迷惑かけるの?!とか、ミスをして私の責任にしようとしてる…?!とか被害妄想をしています。そのためか、その人はあなたに嫌がらせをしているという自覚がありません。
「なんでそんなにミスするの?!」
「なんでわからないの?!」
「あなたが悪いんでしょ?!」
というおきまりのワードがその証拠。
こんなこと言われたら自分が悪いのかな…と自分を責めてしまいますよね…
本当にできる人なら冷静に、相手に伝わるように物事を伝えるはずです。
<対策>
このような人をいじめる、嫌がらせをする人に対しては
「私はあなたの敵ではない」
ということを示すことで、態度が変わったりします。いじめ、嫌がらせの原因は不安から来ていますから、安心を与えれば良いというわけです。
ですので普段から物腰柔らかく、人の悪口を言わないなど、この人は安心だと思ってもらうと、嫌がらせ、いじめがなくなって来ます。
※ただし、物腰柔らかく、悪口を言わないようにするという対策をしていても、いじめや嫌がらせの対象になってしまうこともあります。
それはアドバイス、助言をすること。これについては詳しく後日書きます。
②気分屋なあの人

気分屋な人っていますよね。私の同期も気分屋で、機嫌が悪い時はとことん態度が横柄。その上話をする態度も明らかに威圧的。でも、機嫌がいい日はニコニコしていつも言わないようなことを言ってくる。
そう言う職場で気分屋な人は公の場でも自分の感情をコントロールできておらず、人に八つ当たりをしている状態です。
<心理>
いわばあなたに甘えているんですよね。私のことわかってるよねって。察して欲しいんです。そのため、気分屋の人には自己中心的な考えの人がとても多い。
察してほしくて、相手をコントロールしようとするんですから。
<対策>
そんな人には
・「出た・・・」といつものことを割り切る
・その人の機嫌が悪いことにあなたが責任を感じない
・不機嫌の理由を探らない
・不機嫌な時は関わらない
が大事です。機嫌が悪い人がいると「私なんかしたかな?」と思ってしまうのが幼稚園社会。でもね、その人は自己中心的に生きていて、周りを振り回しているだけ。
機嫌が悪いのはその人の責任であってあなたのせきにんではないことも覚えておきましょう。
③嫉妬してくるあの人

私の場合同期でした。何かと張り合ってきて、私に正しい情報を流してくれない。話し合いの時も嫉妬心まるだしで、全然会話にならないんです。
そのせいで私が持っていたクラスの子にまで被害が及んだこともありました。さすがに子どもに被害を与えた同期には腹が立ち、許せない気持ちになりました。
<心理>
このような嫉妬をしてくる人というのは、
あなたよりも自分が劣っているという現実を見たくない、あるいは消し去ろうとしています。だからあなたに嫉妬して、あなたのポジションを下げるような行動をとってくるんです。自分があなたより上に行くために。
あなたからすれば何が上で何が下なのかよく分からないと思いますが、その人は常に人と自分を比べて劣等感を感じるタイプ。
<対策>
なのでその人に巻き込まれてはいけません。そこで張り合ってしまうと、ますますその人はあなたに嫉妬心を持つことになり、あなたが被害を受け続けるだけ。
対応方法は、その人を「かわいそう」と思うこと。
嫉妬してくる人は、人を蔑んだり、騙さないと社会に認められない。と怯えています。だから人と自分を比べて自分を優位に立たそうとするのです。
そういうストレスを日々抱えていきている人って、なんだかかわいそうじゃないですか?
いつも自分が負けているところがないかどうか確認しないと生きていけないんだな・・という目で見るとなんとも、仕返ししたくなる気持ちがなくなってきて、受け流すことができます。
④陰口を言うあの人

「あの人またミスしたらしいよ・・・」「本当何がしたいんだろうね笑」など陰口を言う姿を見て心が痛むこともありますよね・・どの職場でも陰口は横行していると聞きます。
私の元職場でもお局のような人がいて、みんなの陰口を言っていたのを思い出します。。。
<心理>
陰口を言う人の心理は、敵と味方をはっきり分けたいと言う心理です。見方を見つけると陰口を使って、うわべだけの仲間を作って自分を守ろうとします。そして陰口の標的を敵として、うわべだけの仲間と群れをなす。
ここに隠れているのは不安です。自分は仲間を作らないと自信がない、人の悪口をいう集団の中にいないと自分がいじめられる・・・
そんな不安から逃げるために人の悪口を言う、陰口を言う、弱い人たち。
彼女たちはただ陰口を言いたいだけなんです。自分がされたことや、他人のミスをあたかも正論を振りかざすように語っているだけ、それで自分をなんとか保っているんです。
そう考えると自分はその中に入ってはいけない。と思えませんか?あなたは悲しい人じゃない。強い人。そんな人が陰口を言う弱い人たちに傷つけられていちゃだめ。
<対策>
もし陰口を言われないようにするとしたら、あなた自身を標的にさせないような工夫が必要です。
まず基本は愛想をよくすること。そうすることで陰口集団は「敵ではない」とみなし陰口を言う標的にはならないでしょう。
具体的な対処法は、まず陰口を言う人に近づかない。適度な距離を保つこと。そして自分自身も決して陰口を言わない。もし陰口を叩かれても、それは彼女たちの「傷の舐め合い」として流します。
ただそれだけで身を守れるんですから、陰口集団がどれだけしょうもないことをしているかわかりますよね。
知らず知らずのうちに人間関係をうまくすることが目的に・・・

このように、幼稚園社会には面倒な人たちがたくさんいて、その背景・理由を知らないがためにストレスを抱えてしまう人が大勢います。
でも、あなたを悩ませている人が1番悩みを抱えている、人を傷つけないと自分を保てない。
と知った今、すこしだけ、心が楽になったのではないでしょうか?
幼稚園社会はとっても狭くて女社会で、人の憎悪が蠢いているような園もあります。
そこでがむしゃらにがんばる!より、なぜその人たちは人に対して悩みを植え付けてくるのか…それが理解出来るだけで心に余裕ができるんです。
でも、
最後にすこし立ち止まって考えて欲しいのは、
「あなたは今、人間関係をうまくやることが目的になっていませんか?」
ということ。
あなたが本来したかったことは子どもと楽しく過ごすこと、子供の成長を見届けることだったはず。
でも今の環境のせいでそれが叶わなくなっている。それがあなたの現状であり、かつての私でもあります。
自分に合わない幼稚園にいると、人間関係をうまくやることが目的になっちゃうんですよね。
まとめ
この記事で紹介したように、上手な人間関係の築き方を学べば、過去の私のように耐えながらも仕事を続けることはできます。
しかし、子どもとほんとうの意味で向き合うことはできません…
あなたがもしこの記事で、人間関係の悩みが軽くなれていたらそれはとても嬉しいこと。
でも、あなたの本当の目的、幼稚園の先生をしている目的についてももう一度考えて欲しい。
あなたの本当の幸せは今の環境にはないはずなんです。
私は転職してそう思えました。今までの環境にいた自分がかわいそうなことしたなって思うくらい、転職すると自分本来のしたいことができます。
もし、もう人間関係で悩みたくない、他の環境でやり直したい!と思っている自分がいたら、
転職サイトに登録して別の環境を見てみましょう。
今の環境がどれだけ悪い環境か、あるいは良い環境か確かめるだけでも、心の持ちようが違います。
ここでがんばるしかない…のと、ここ以外でも頑張れるところはある…と思えるのとでは心の負担が違いますからね。