幼稚園教諭にとって”持ち帰りの仕事”はストレスの1つです。
業務時間内で終わらない作業を、仕方なく家にもって帰ってくる…
行事の準備だから必要なことだとは分かっているものの、
「もうちょっと園が効率化できないかな?」
とか
「もっと自分の時間か欲しいのに…」
とか、色々不満が出てきますよね。
そこでこの記事では、持ち帰りの残業から抜け出すためにあなたが何をすべきなのか、方法を紹介します。
私は今残業ゼロで家に着くのは18時。ストレスの種をなくしたい方は是非読んでいってください。
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目次
幼稚園教諭の持ち帰りの仕事はどんな時に起こる?

さて、持ち帰りの仕事が多くなりがちなのはいつ、どんな時期でしょうか。
自分の状況と照らし合わせてみてください。
行事前
行事は子どもにとっては楽しみの1つですが、先生からすると大変です。
運動会、お誕生日会、お遊戯会、演奏会、卒園式など。
特に運動会やお遊戯会の準備は常に何かしらしなくてはならないことが溜まっているので気が休まりません。
私も前にいた園でお遊戯会の背景画を描くのに土曜に近くの公園で大きな紙を広げてペンキで絵を描いたのを思い出します。
今となっては思い出ですが、当時は「何やってんだろう」って思ってました。
年度の入れ替わり
年度の入れわかりでは、子ども一人一人の要録を記載することになりますよね。
子どもに向き合うこと自体は苦ではないのですが、それを文章に書き起こすとなると話は別ですよね。
これパソコンで打っちゃダメなのと思うくらい、文字数も多いし、手首が痛くなるくらい書きまくりました。
当然子どもたちがいるときにやるわけにはいきませんから、残業、持ち帰りで書いていました。
土日も空いている時間は要項を書いてましたね。
無駄に手書きの書類が多い
時期とは関係ありませんが、幼稚園って手書きの書類が多すぎませんか?
これなんの意味があるの?という仕事は持ち帰りでなくてもモチベーションが下がりますよね。
最近はIT化されてきていますが、家族経営で年配の方が運営している園はしばらくICT化はしないのではないでしょうか。
ICT化されている園とそうでない園では職員の満足度に差が出そうですね。
幼稚園教諭の持ち帰りの仕事の嫌なところ

幼稚園教諭として持ち帰りの嫌なところはどんなところですか?
残業代が出ないところや、仕事を持ち帰りするのが暗黙の了解になっているところではないでしょうか?
ちなみに、あなたは残業代が支給される条件を知っていますか?
実は残業代は園長や主任など、上司から指示を受けたときのみ支給の対象になります。
でも、幼稚園教諭の持ち帰りの仕事って必然的に自主的な残業になってますよね。
つまり、私たち幼稚園教諭は自主的に持ち帰りの仕事をしていると見なされているから、残業代が出ない。
しかも、上の人たちもそれを暗黙の了解としているから、
私たち自身もどこか納得いかない気持ちがありながらもしょうがなく持ち帰りの仕事をしていて、不満がたまっていくんです。
うーん、なんだか納得できませんよね?
幼稚園教諭が持ち帰りの仕事を少しでも減らすためには?
幼稚園教諭の持ち帰りの仕事はいつのまにか暗黙の了解になっていて、納得しきれないものがありますよね。
先に結論を言ってしまうと、持ち帰りの仕事をなくすには園長や主任を説得して考え方を変えるしか方法がありません。
上の人が聞く耳を持たない人だったら、あなたの持ち帰りの仕事を完全になくすのは難しいでしょう。
それでも今の職場のままで、なんとか持ち帰り仕事を無くしたいと考えているあなたに、持ち帰りの仕事をなくすちょっとしたコツをご紹介します。
効率化できるところは効率化する
持ち帰りの仕事をなくすには、出来るだけ業務時間内にやるべきことを終わらせる必要があります。
そのためには出来るだけ効率化すること。
例えば
・子どものおてがみを一枚一枚おるのではなく一気に20枚くらいまとめて折る
・壁紙は簡単なデザインで済ませる
・良い道具を買って一気に作業を進める環境を作る
など、意外と効率化しようと思ったらできることがあるので試してみてください。
完璧を目指さない
完璧を目指さないのも残業を避ける技の一つです。
特に新任の頃は、ちゃんとしなきゃ!という考えから作業を丁寧に完璧を目指しがちです。
それでは時間がかかります。
ポイントは7割でいい。という考え方です。
とにかく作業は早く終わらせる。そうすれば心に余裕も出て来ます。
上司が話を聞いてくれるタイプなら相談する
残業が減らないことを上司や先輩に相談するのも良いです。
というのも、もし上司や先輩が協力してくれる場合、自分の業務を手伝ってくれたり、
早く作業を終わらせるコツを教えてくれることがあります。
そうやって教わっていくうちに仕事を早く終わらせるすべを得ていくこともあります。
また、もしかしたら「じゃあ何かシステムとか入れようか」と、業務効率化のための何か策をうってくれるかもしれません。
もし信頼できる先輩がいたら相談してみると良いですよ。
特に壁紙を作るのに機械を導入したり、要録をパソコンで書いたりできるようになれば、
あなたも手書きや手作りがなくなるだけでどれだけ楽になるか、実現したらかなり嬉しいですよね?
手書きは確かに温かみがあるので誕生日のメッセージなど大切な時には納得ですが、子どもがみない部分は是非パソコンで作業したいところ。
そう言った意見を上に伝え続けてみるのも持ち帰りの仕事を減らす手段の1つです。
労働基準監督署に掛け合えば持ち帰りの仕事を無くせるのか??
もしあなたが今の園の体制を変えたいのであれば、
自分が何時間持ち帰りの仕事をしたのか、何時間残業したのか、
あるいは、残業を減らして欲しいことを伝えた時になんと言われたか、しっかりメモをして、労働基準監督署に報告するのも手段の1つです。
実は私の園で運営方針、労働環境に不満を持った先輩が労働基準監督署に掛け合ったことがありました。
しかし残念なことにその時は「改善します。」といいつつ、実際は労働環境は全く変わりませんでした。
もっともっと最悪なのが、労働基準監督署へ報告した先輩のことを園長や主任が批判し始めたのです。
「よく言ってくれたわね!」
「経営がズタボロになったらあの先生のせいよ!」
と罵倒が始まりました。この人たち終わってる・・・って思いました。
その批判された先生は結局転職しましたが、転職した後も悪口を言われ続けていました。
その現実を見ると、あなたに労働基準監督署に相談させる気がわたしには起きません。
持ち帰りの仕事を撲滅させる手段はたった1つしかない

途中でちょっとお伝えしましたが、持ち帰りの仕事を撲滅させる方法はたった1つ。
トップ、経営陣が変わることです。
・手書きの方針をデジタルに変える
・残業には全て残業代をつける
など、経営陣の意見が変わる、または経営陣の人事が変わらないと持ち帰りの仕事がなくなることはありません。
しかし、経営陣の意見や体制を変えることなんてできませんよね?
しかし転職ならどうでしょうか?
残業のない職場、経営陣が人間関係を大切にしている職場に転職できれば、あなたの負担は無くなります。
転職してもどこも同じじゃないの??
そう思う気持ちは痛いほどわかります。私もそう思ってました。
でも実際に自分で転職して思いますが、持ち帰りの仕事がない職場は確実に存在します。
それは、人間関係が良い職場です。
人間関係の良い職場は残業も少ない?
人間関係と残業、何が関係あるの?と思いますよね?
でも関係大アリなんです。
というのも人間関係が良い環境というのは、経営がしっかりしてる環境とも言えます。
園長や、経営側が先生を大切にしているからこそ、職場に不満が生まれにくくなります。
つまり、あなたが持ち帰りの仕事をしたくないと思っているのであれば、人間関係の良い職場を探せば良いということになります。
人間関係の良い職場を探すには保育エイドという転職サイトを使います。
保育エイドは人間関係の良い求人のみを取り揃えている転職サイトです。
転職を支援した利用者から口コミを集め、どの園が人間関係良好でどの園が人間関係が悪いのか見極めています。
ですから紹介してもらえる求人は全て人間関係が良い求人。というわけです。
サイトを見てもらえればわかりますが、人間関係が良くなってしあわせな日々を送っている先生がたくさんいます。
無料でしかも登録も30秒くらいでできますから、あなたも今すぐ登録しましょう。
何もしないでいても環境は変わりません。自分の求める職場に出会うためにはその時その時に行動することです。
まとめ
幼稚園教諭にとって持ち帰りの仕事はストレスですよね。
暗黙の了解で持ち帰りの仕事をやらされて残業代はゼロ。
職員をなんだと思っているのだろう。と思います。
その証拠に持ち帰りの仕事がある職場は人間関係も悪いはずです。
持ち帰りの仕事をなくにはトップ層を変えるしかありませんが、現実的には難しいので、転職を選択肢の一つに入れましょう。
今はまだ転職する気が無くても「転職という選択肢がある」というだけでだいぶ気持ちが楽になるはずです。