・「幼稚園を退職するとき退職理由をなんと言えば円満に辞められるだろう?」
・「どういう退職理由なら止められずにスムーズに辞めることができるだろう?」
あなたは今こう思っていませんか?
私もそうでした。
幼稚園教諭を辞めると決めたはいいものの、
辞めた後に先輩たちがどう接してくるんだろう?きっと止められるんだろうな、どうしよう…と退職理由をなんと言っていいかわからず、辞めるまでの憂鬱に悩まされていました。
でもあることをしただけで、結果的に自分が思っていたよりもスムーズに辞めることができたんです。
幼稚園を退職するときは、幼稚園側が、辞めさせざるを得ない退職理由を伝えると退職まで平穏に過ごすことができます。
やめる前のあのなんとも言えない心に張り付いた不安な気持ちは今も忘れられません。
今のあなたの心がモヤモヤしている不安に覆われているようであれば、ぜひ、辞めると決意したその自分の意思を大切にするべく、この記事で紹介する方法を試してみてください。
私の経験談なのでリアルですので、参考になるはずです。
スポンサーリンク
目次
ありがちな幼稚園の退職理由だから不安になる

あなたは今、幼稚園を退職するにあたり、
「退職を止められるかも」、「円満にやめられるかな?」と心配していますよね?
私も同じでした。
でもよく考えてみましょう。
自分の退職する理由が幼稚園の先生によくあることで、ありきたりな退職理由だから、園が”どうにかして止めてくるんじゃないか?”と不安なのではないでしょうか。
一般的に幼稚園の先生は
・人間関係が悪い
・業務がきつい
・給与が低い
・保育方針が合わない
と、幼稚園の環境に理由があって辞めることがほとんどです。
ですので、上のようなことをそのまま伝えてしまうと、園としてもわかりきった事として、あの手この手で止めにくるでしょう。
園からすると人の入れ替えはお金がかかりますし、手間がかかりますからなんとかして辞める人を減らしたいと考えています。
では逆にどういう理由があれば幼稚園があなたの退職をすんなりと受け入れ、退職までの間円満に過ごすことができるのでしょうか?
幼稚園側は損をしたくない

幼稚園としては、あなたが辞めることで人手が足りなくなり、単純に経営する側として新たに人を採用する必要があるので困ります。
新卒をとるにしても育成期間がありますし、中途をとるにしても求人を出したり、
ましてやこの記事を読んでいるあなたのように優秀な人材がいなくなると、保護者に与えるイメージダウンなど、いわゆる損が発生します。
幼稚園としてはあなたがやめずにこのまま来年度も働いてくれれば楽なんです。
つまり、あなたがやめたいと伝えた時に、幼稚園側が止める理由は全て幼稚園にとって損はしたくないと考えているから。あなたを思って言っているわけではないということがわかりますよね。
幼稚園側が退職を認めざるを得ない場面とは?
幼稚園は園の損になることは避けたいもの。とお伝えしました。
結論から言うと、
その幼稚園が”損したくない”という心理を利用した退職理由を伝えるとスムーズに幼稚園を退職することができるんです。
具体的には
・精神的不調
・私生活の変化
・保育以外のことがしたい
大きく分けてこの3つです。
①精神的不調
「あの幼稚園で働いていた先生が体調壊して休職したらしいよ」
「あの幼稚園で働いていた先生がうつになってしまったみたいね」
このような噂が広まると、幼稚園としては評判に関わるので精神的な不調は退職理由として有効です。
繰り返しますが幼稚園側は幼稚園側の利益しか考えていませんので、幼稚園の評価が下がることを嫌います。
幼稚園としては幼稚園が原因で体調が悪化してしまうことがリスクなのでこのまま続けられても・・・と辞めさせてくれるケースが多いんです。
私の場合、胃が痛くなり夜中に病院に行くくらい体調を壊してしまいました。
あなたも幼稚園のストレスから病院へ通うことがあればお医者さんに言って診断書を出してもらいましょう。
それを持って精神的不調で退職したいことを伝えれば、たとえ年度途中だとしても辞めさせてもらうことができます。
②私生活の変化
結婚や、身内の介護など、いわゆる「同情」をかわれるような退職理由も有効です。
幼稚園とは関係のない理由を退職理由にすると、園としても止めようがないのが実情です。
実際「結婚しないで残りなさい」とか「身内は放っておきなさい」とか言われたらパワハラどころじゃすみませんよね?
それこそ幼稚園のブランドを落としかねない発言です。幼稚園の評判を守るためにも園側は私生活の変化に対して言及してくることはないでしょう。
③保育以外のことがしたいと伝える
あなたが次の職場を保育関係以外で考えていると知れば、幼稚園側として引きとめる材料がないので、意外とすんなりやめることができます。
保育系で転職すると伝えてしまうと、「次も保育に関わるつもりならうちの職場で主任になる?」と引き留めたり、
幼稚園としても策があるわけです。その策を使えないようにするには、保育以外の業界に行くことを伝えるのが良いでしょう。
いつ退職の意思を伝える?

やめるにしてもいつ言うべきかわからない。年度末まで続けなきゃいけないの?という疑問もありますよね?
結論から言うと年度末まで頑張らなくても法律上やめることはできます。
詳しく書いていきますね。
年度末に辞めるなら10月頃
年度末まで頑張れるのであれば、10月までに退職の意向を伝えるのが良いです。
というのも、あなたがやめた後の後任を探すために採用が必要となるからです。
年度末じゃなくても1ヶ月前に言えば大丈夫
年度末まで頑張れるけどやめると言っていざこざになるのが怖い、また、もうすぐにやめたい!という場合、1ヶ月も期間があれば辞めることはできます。
1ヶ月もあれば引き継ぎも行えますし、あなた自身も後腐れなくやめることができます。
2週間前でも法律上問題ない
今すぐ辞めたい。もうむり。そうなったら2週間前に退職届けを出せば民法上やめることができます。
もし受理してくれなくても郵送してしまいましょう。郵送で送っても退職届けを出したことになるのでそこから2週間たてば辞めても問題ありません。
今すぐ辞めたいと言う気持ちなのであれば我慢してはいけません。体調が悪化する前に辞めてしまいましょうね。
辞めるまでの間にすべきこと

年度末でやめる場合も年度途中でやめる場合も
・引継ぎ準備
・転職活動
この二つはやめるまでにしておくべきです。詳しく解説していきますね。
引き継ぎ準備
信じがたい話ですが、あなたがやめた後に、クラスがうまく回らなかった、引き継ぎができてないと、難癖をつけてくる園もなくはないみたいです・・・
ですので、辞めると決めてからはあなたがいなくなってもクラスが回るように、
子どもの特徴や業務内容を残しておきましょう。
そうすることであなた自身、やめた後に園のことを気にすることがなくなります。
転職活動
辞めると決めてからは転職活動もしてしまいましょう。
転職は無職の期間があるよりは無い方が有利です。
無職の期間ができてしまうと不利なので、まずは転職サイトに登録するのが必須です。
また、転職活動をすることで別の世界に触れることができますのであなた自身の心の救いにもなったりします。
新しい行動はあなたに別の世界を見せてくれるので、やめるまでの間精神的な支えになることもあります。
幼稚園は狭い社会です。やめると決めてもその社会の中にいると
「本当にやめてよかったのかな?」とか「迷惑かけちゃったかな」とか思ってしまうことも絶対にあります。
そうならないためにも転職活動をしてしまい、次の転職先を決めることで自分の意思、考え方がブレないようにしておきましょう。
あなたは今幼稚園を辞めようとしていますよね。
辞めて幸せになれる人とそうでない人の違いは、行動のスピードです。
今できることをやれない人は退職もできないまま流されてしまうことがあります。
もし、今後の人生に後悔したくないのであれば、今すぐにできることから始めましょう。
まとめ
あなたが辞める意思を固めたのであればそれはあなたがあなたの人生を変えたいと願っているということです。
それに対して幼稚園側はあなたの退職を、経営の危機としてみるでしょう。
つまり、辞めると伝えたその時点で、あなたの将来と、幼稚園の経営、この2つが天秤にかけられています。
あなたはあなたの将来により重みを感じ、そして重みを持たせ、その天秤をあなたの将来の方に振り切るようにしなければならないんです。
この記事でお伝えした内容は、そこまでしなきゃいけないの?という内容だったかもしれません。
でもそれくらい、幼稚園をスムーズに辞めるということは大変なことであり、難しいことなんです。
それでもやめたいと思っているあなたの意思を私は素敵だと思いますし、その意思がすんなり通り、あなたの残りの幼稚園生活が円満になることを祈ってこの記事を書きました。
また、こちらの記事では私の転職活動をまとめています。あなたが人間関係に悩んでいるのであれば参考になる記事ですので、みていってくださいね。