幼稚園の職場でつきものなのが悪口を言う人。
・先生に対する悪口
・保護者に対する悪口
・子どもに対する悪口
あなたも「職場の悪口に耐えられない。」「なんであんなことが言えるんだろう。」と悲しい、または怖い思いをしているのではないでしょうか。
悪口って聞くだけでも嫌な思いになるし、自分に話を振られた時になんて言えばいいのかわかりませんよね。
私自身も自分の悪口を陰で言われていたことがあり、とても傷ついた経験があります。
でも、悪口を言うのある隠された心理を知ってから気が楽になりました。
悪口を言う人の心理を理解できると、自分を守る術や、悪口を言う人たちとの付き合い方がわかるようになっていくんです。
ぜひこの記事をお読みになって明日から悪口を言う軍団に悩まされない日々を過ごしましょう。
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目次
職場で悪口を言う人の心理

そもそも職場で悪口を言う人の目的、心理ってなんなんでしょうか?
そこには隠された心理があります。
共通の敵を作って自分の仲間の結束力を高めたい
悪口を言う人は基本的に自分に自信がない人です。
だから相手を蹴落として、悪口を行って自分の立場を安全な場所に置いておこうとするんです。
そこで、仲間内で共通のターゲットを見つけ、その人を共通の敵をとしてみなすことで仲間の結束力を高めようとします。
心理学的にも共通の敵を見つけて仲間の結束を高めるというのは証明されており、無意識のその心理を利用しているんですね。
ちなみにいじめの心理も同様です。1人ターゲットを決めて仲間の団結を深めようとする。弱い人たちの戦法です。
相手よりも優位に立ちたい
悪口を言う人は自分に自信がないので、〇〇さんより自分が優れていることを知らしめたいと思っています。
なので悪口を言われるのは新人に限ったことではなく、仕事ができる人だったりする。
「あの人が評価されるのはおかしい。だってあの人実は〜〜なのよ?!」と悪口を言って、仕事ができる人の足を引っ張るわけです。
人の揚げ足をとることで私の方が優秀なの!とアピールしたいんですよね。
私自身、自分がしていることが子どもの将来にとって良いものだ。と言う自負があったので、自信を持って保護者や子どもと接していました。
保護者からの信頼もいただくことができたのですが、職場では色々と悪口を言われたものです。
「どうせ愛想よくしてるだけ」とか言われました。
私が影で勉強していること、子ども一人一人に向き合う地道さを見る人は誰もいませんでした。
人を蹴落として自分の立場をアピールする。こう言った時にも悪口が使われます。
自分の正しさを確認したい
自分の意見の正しさを確認するために悪口を言う人もいます。
幼稚園だけでなく、女性は特にそうですが、自分と異なる意見を持つ人に出会うと、自分の人格まで否定されたような気持ちになる傾向があるんです。
例えば、「保育園に子どもを預けるなんてかわいそう」と言う意見があったとして、これは単なる1人の意見に過ぎないのに、働くママたちは「自分の生き方、価値観が否定された」と思ってしまうことがあります。
幼稚園での各先生の保育観の違いでも同じことが起こりますよね。
「ケンカはすぐにとめるべき」と言う意見に対して「それではケンカによる成長を妨げます」と言う意見があったとすると、「けんかを止めるべき」と思っているその人自身が全て否定された気分になる。
その証拠に、否定意見を言われた先生の顔は引きつって、怒りすらあるような顔をしています。
そこで出てくる気持ちは「みんなは私のこと(意見)をどう思っているんだろう?」という気持ちです。
その確認手段として使われるのが悪口。
「けんかを止めないなんて、人としておかしいわよね」とか自分とは異なる意見の人に対する悪口をいうことで自分の正当性を認めさせようとします。
そして自分と同じ意見を持つ先生を見つけると自分は間違ってなかったんだ。と安心するんです。
職場の悪口に傷つかずにすむ方法

悪口が横行している職場なんていて気持ち良いものではないですよね?
私がそうでしたが、中でも自分が言われた時は、腹ただしい気持ちもありましたが、何より悲しくて心が折れそうになりました。
そこで私がした対策を紹介しますので、あなたも自分自身の身を守ってください。
とにかく悪口を真に受けないこと
悪口は真に受けてはいけません。
悪口を言う人の心理、覚えていますか?
不安で自分に自信がないから人の悪口を言うんです。自分を良く見せたいがためにあることないこと言っているに過ぎません。
何より覚えておきたいのは、悪口を言う人の話は真実ではないということ。
人によって解釈の仕方は様々です。10人いたら10通りのものの見方があります。
例えば、寡黙な人を見て、「あの人はクールだ」と言う人もいれば「あの人は消極的だ」と言う人もいるわけです。
物事は見る人の過去や経験などのフィルターが違うだけで真逆の解釈になることもあるんです。
悪口を言う人は、悪口を言う人のフィルターを通して発言しているに過ぎません。なので、その人の言うことが事実なのかどうかは全くわからないんです。
その人の偏見が入っている可能性が高く、そのため、悪口は真に受けてはいけない。ということなんです。
悪口を言われたら、あなたに問題があるのではなくて、悪口を言う側の物事を見るフィルターに問題があるんだ。と考えましょう。
これを知ると全然違いますよ。悪口に何の価値も感じなくなりますし、反応せずに流せるようになります。
絶対に悪口に参加しないこと
自分が悪口に傷つきたくない、と思うのであれば、悪口に参加してはいけません。
自分が悪口を言われたくないがために悪口に参加する人がいますが、悪口を言うこと自体、人からの信用を失うことになります。
なぜなら、あなたが悪口を言った時点で、あなたは「悪口を言う人」として見られてしまうからです。悪口を言う人なんて信用できませんよね?
あなたが悪口を言う人を信用していないことからもそれは明らかです。
悪口を言ってしまった時点で「この人はどこかで私の悪口も言っているんだろうな。」と思われます。
ですので、悪口を言われないために一生懸命悪口に参加するのは決してやめましょう。逆に信用を無くしあなたが傷つくことになります。
私は「くそ。。」と思ったことが何回もありますが。耐えて、自分が幸せになることでその人たちと縁を切る道を選びました。
悪口を言われる対象から外れること
そもそも悪口のターゲットにならないようにするのも得策です。
悪口を言われると言うのはそれだけ距離が近い人。と言う立ち位置にいることになります。幼稚園社会は狭いので、距離感の取り方が難しいと思いますが、
とにかく淡々と自分の仕事をすること。
悪口を言う人は自分が優位に立ちたい。と言う気持ちが強いので、関わる回数が増えるに従って悪口を言われる機会が増えていきます。粗を探してくるんです。
中途半端に関わって個人的な話をしてしまうのも悪口の発生原因を作るようなものです。
なので淡々と自分の仕事をして距離をとり、悪口を言われる対象から外れることが重要です。
悪口を言われることを恐れないこと
悪口を恐れたら相手の思う壺です。
悪口が怖い、と人の顔を伺っていると自分の意見に軸がなくなり一貫性のない発言が増えてしまいます。すると
「あの人の意見てコロコロ変わるわよね。」と言い出す人が出てきて面倒です。
なので人の顔を伺って発言に一貫性がなくなると、人からの信用がなくなるだけでなく、悪口の格好のネタにされてしまいます。
私は自分がやるべきことをすれば何にを言われてもいい。という気持ちを持ち始めてからかなり気持ちが楽になりました。
自分の中に軸が生まれ、発言にも一貫性が出てきて、何より自分が自分らしくいれることが嬉しく感じ、その結果、分かり合えないと思っていた主任とも理解し合うことができました。
自分をしっかり持つこと。これが悪口から身を守る強い方法なんだと実感した瞬間でした。
悪口を言う人と同じ次元にいないこと
悪口を言う人と同じ次元にいない。というのは悪口を言われても、言い返さない。弁解しないということです。
悪口に対して対抗してしまうと、その相手との間に深い溝ができ、その溝はあなたを苦しめることになります。
繰り返しますが、悪口を言われたあなたが悪いのではなく、悪口を言う人の偏った世の中の味方が悪いのです。
だから同じ次元にいるだけ無駄なんです。
なぜこんなことが言えるかと言うと、私自身、一時期悪口に対して対抗していた時期があったんです。悪口を否定しました。そして自分の意見を言いました。
それでも相手には何も刺さらない。面白いくらい会話ができない。笑
これじゃ自分が消耗するだけ。そもそもこんな人たちとわかり合いたいと思っていないんだから、同じ次元にいる必要もないな。
と学びことができました。
それからは悪口に対してエネルギーを使わず、子どもの成長のサポートに全力を注ぐようにしました。
もし悪口を振られても乗らないこと
悪口を振られても共感してはいけません。
共感した時点で仲間だとみなされ、あなたも悪口を言ったとみなされるからです。
なので、悪口を振られても乗らないこと。そのためには
悪口を言われても「そうなんですか、知らなかったです」と答えましょう。
または、「自分のことで精一杯でわかりませんでした・・」とか「そう言うの疎いんです」と関与しないようにしましょう。
悪口を振った側としては面白くない。と何も返してこなくなります。
このとき相手が不機嫌になることも十分考えられますが、そのときも気にしない。
その人は何を言っても不機嫌になる人。きっと職場全員の悪口を言うタイプですので、どうせ悪口を言われるなら、周囲の信頼をなくさないような態度、自分自身に嘘のない態度を貫きましょう。
やはり悪口を恐れない態度が悪口対策には効果的です。
仕事上での関係と割り切る
悪口が職場で蔓延してしまっているのなら、仕事で関わらなければならないだけの人。と割り切ってしまいましょう。
悪口を言う人たちは、あくまで悪いのは相手であり、自分たちは「正論」を言っていると思い込んでいます。
なので悪口に足して嫌悪感を持ち、注意しても
「〜〜さんが悪いから」とか「〜〜さんは私を悪者にしようとしている」と言う返事が返ってくるだけです。悪口がエスカレートすることもあり得るでしょう。
なので悪口を言う人をどうにかしようとするのはやめて、仕事上での関係を割り切りましょう。
相手にとって無害と思わせる
悪口はそもそも相手が自分にとって”有害”、”脅威”と感じるからこそ起こります。
「この人のせいで私は評価されない」
「この人がいると仕事が増える」
と言う不満が悪口を生み、悪口を言う人からすると、
「この人が私の平穏を奪おうとしている」状態。だから悪口を言って自分を守ろうとします。
なのであなたが無害であり、脅威でない存在と思わせることができれば悪口を回避することができます。
あなたの職場にも誰からも悪口を言われずに過ごせている人っていますよね?その人は相手の警戒心をほどき、「安心感」を与えることができている人です。
自分の脅威じゃないからわざわざ悪口を言う必要がないというわけです。
そのためには無理に人に合わせようとせず、見栄を張らずに、あくまで自分にできることを淡々とこなしていきましょう。
私は子どもに対して全身全霊で向き合うことで、人に合わせることもしなくなり、だからといって人との間に波風立たせることもしなくなりました。
その環境、本当に大丈夫ですか?

ここまで悪口を言う人の心理と、対策を紹介してきましたが、
そもそもあなたが”悪口を嫌だ”と思うのは、今いる環境の人たちのレベルとは違うレベルにいるからではないでしょうか?
あなたの周りの先生は、悪口を言う集団に身を染めて、同じように人の悪口を言って、日々を過ごしているんじゃないですか?
そしてあなたはその光景を嫌だと思っている。
嫌だと思いながらも今日まで幼稚園という狭い環境で頑張り続けてきたんですよね。それってすごいと思うんです。
幼稚園社会って狭いじゃないですか。その中で周りに流されずにこれているなんてすごいことなんですよ。
あなたならもっと良い環境で輝ける場所があると私は確信してます。
なんと言っても私も「あなたならもっと良い環境があるはず」と言われて、転職した身なんです。
転職した今となっては悪口とは無縁で、人間関係の良い環境で日々過ごすことができています。
悪口を言う人が全くいない職場を想像してみてください。かなり快適ですよ。
あなたもまだそこまで転職は考えてなかったと思いますが、今いる環境と、求人の違いを見るだけでも自分の今後を考えるきっかけになります。
これからも悪口を言われたくない。と思った人はこちらのサイトで自分のいる環境がいかに狭いかを確認しましょう。
さいごに
悪口は自信がない人が弱さを表している言葉です。
悪口を言う人はネガティブな目で世の中を見てそのフィルターを通して発言しているに過ぎません。
なのであなたが悪口を言われたとしてもあなたの問題ではない。ということはわかっていただけたと思います。
私の場合は、自分が幼稚園で何をすべきなのか、改めて考え抜き、悪口を恐れずに毎日子どものことだけを考えよう。と日々を乗り越えてきました。
それでも幼稚園社会は狭いもの。心が苦しくなることもあるのが現実です。
そんな時はあなたにその環境があっていないということ。
パンパンのジーパンを履いて街中を歩いているようなものです。
極端な例かもしれませんが、それほど幼稚園という職場にいると、自分の価値と環境がマッチしていない。と言う事実に気付きにくいんです。
だからあなたには別の環境をみて欲しい。自分にあった環境で自分を輝かせることができることを知って欲しいと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。