「今日は休んでいいかな」
幼稚園の仕事をしていると定期的に「行きたくない。」と思うことありますよね?
人間関係。激務。
その中で子どもには笑顔を見せないといけない。毎日疲弊していく自分。
私もお腹が痛いと言って休んでしまおうか・・・というか正直にいうと実際にお腹が痛いと言って休んだこともあります。
それでも毎日休むわけにはいかないから無理やり身体を起こして、準備して、死んだ顔で出勤していました。たまに自分の顔を鏡で見てびっくりすることもあるくらい。元気のない自分が目の前にいました。
あなたも、毎日そんな思いを抱えながら働いているはずです。苦しいですよね。たまには休んで一度全部放り出したくなりますよね。
私も行きたくないけど行かなきゃ!というネガティブループにはまっていた1人でした。それもなんども。
そんな私でしたが、結果的に退職を決意したんです。その理由は心身の不調。
先輩から嫌がらせやいじめ、濡れ衣、想像を絶する出来事の数々によってとうとう身体がいうことをきかなくなったんです。
「仕事に行きたくない」そう思ったのは幼稚園教諭人生で何度もありますが、
耐えられる時と耐えられないとき、この見極めはできたほうが良いなと思うんです。自分がこのまま耐えられるのかどうかわからないと、私のように心や身体を壊しかねません。
あんな経験は私1人で十分です。
そこでこの記事では、「仕事に行きたくない」
と思った時、どんな時にやめる選択をするべきなのか、逆にどんな状況ならまだ頑張れるのか。
幼稚園教諭ならではの経験からお話ししていきますね。
あなたの心や身体を守るためにも自分の中のボーダーラインはしっかりと把握しておきましょう。
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目次
楽しいと思える瞬間があるならまだ頑張れる

今日は行きたくない・・・けど行かなきゃ。なんて今までなんど思ったかわかりません。
その中でも、「やっぱり頑張ってきてよかった」と思える瞬間があるうちはまだ頑張れると言えます。
私の場合子どもと接している時間が何よりも楽しい時間で、他で嫌なことがあっても子どもたちと会うと全部吹っ飛んで、楽しいなぁと思えます。
あとはちょっと頑張った自分を保護者や先輩が褒めてくれるとか、自分にとって「よかった」と思える瞬間も私を支えてくれました。
激務や、経験不足で嫌なことがあるかもしれないけど、その中でもちょっとでも自分の心がほっこりする瞬間があるうちはまだ頑張れるなと経験上思います。
その「楽しい」、「よかった」という経験を糧に頑張れるんです。
趣味や没頭できることを見つけると頑張る原動力になる
そんな中でも趣味や好きなことができるとより頑張れます。楽しいことをしているときは悩み事を考えなくて良い時間。言って時間「嫌だな」という気持ちが消えるだけでも心がリフレッシュされ、また頑張ろうと思えるんです。
楽しい時間ができることで自分の中でオンオフが自然と作られます。
なので、まだ頑張れる!と思えるうちは、仕事のことを考えなくて良い!という趣味を作ってしまいましょう。
もし趣味がない、というなら、ヨガをお勧めします!体も心も美しくなれるし、何よりヨガをしているときは悩み事をしている自分がいなくなりますよ。
人間関係の悩みも心理を知ることで余裕が生まれる

幼稚園の悩み第一位の「人間関係」
私も最終的に人間関係で辞めた人間ですが、人間関係も場合によっては回避できる方法がありうまく関わっていくこともできます。
それが、女心理を学ぶこと。
幼稚園社会って女社会ですよね。なので女性同士の人間関係を学ぶことで自分を守ることができます。
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幼稚園の先生が抱える人間関係の悩みの解決法
私も当時嫉妬してくる同期や嫌味を言ってくる先輩に悩まされていましたが、そういう人の心理を知ることでなんとか受け流すことができ、耐えることができました。
心身の体調が悪くなってしまったら休みましょう。

行きたくない・・・と思っているうちに
・胃が痛くなる
・吐き気がする
・夜眠れない
・元気が出ない
・衝動的にイラっとする
・漠然と不安
・常に頭痛がある
など心身に支障が出てくるようであれば、それはもう頑張れないの合図です。身体があなたに教えてくれているんです。もう限界です。と。
私は心身の不調が出た時、やばいと思うながらも続けなきゃ。という常識にとらわれ無理をして身体を壊し、夜中に病院に運ばれたことがあります。
それは私自身が私の限界を理解できていないことによっておきてしまったことです。
いじめ、激務、など幼稚園社会にはストレス源が沢山あります。辛いシーンが沢山あります。
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そんな中でも心身に不調が出てきたらあなた自身を休める時、限界が近い証拠です。私のように限界を超えてはいけません。私は幼稚園の先生になったことは後悔していませんが、自分の体をいたわれなかったことには後悔があります。
あなたにはその思いをして欲しくないんです。女性ですから、将来子供も産むし、体を大切にしましょうね。
休んじゃいけない・・?と思ってしまうのはなんで?

心身の不調が出たら休むべき、とお伝えしましたが、それでも「休めない・・・」と思ってしまう自分もいるのではないでしょうか?
それはなぜでしょう?心のどこかで、
「休むなんで無責任だ」「休む自分は弱い人だ」と思っているのではないでしょうか?
私もそうでしたが、休むことを自分に許せていないうちは、より自分の苦しみを助長することになります。
私たちは小さい頃から、「休むんではいけない」「なんでも決めたことは続けなさい!」と教育されてきました。今あなたが休めないと思っているのはその教育の結果です。
私の中にももちろんありました。
それに昔の人は休まず働いて日本を活気づけてくれて、今日の日本を作ってくれたと言っても過言ではありません。感謝すべきことです。
でもね、今2018年。体を犠牲にしてまで働くことで何になるでしょうか。幼稚園がより活性化する?
ならないですよね。
幼稚園の先生という立場上、子どもたちに迷惑かけたくないという気持ちはわかります。でも、子どもたちはあなたにそこまで苦労してまで続けて欲しいと思っていますか?
何より、子どもたちが大人になった時に、あなたと同じ目に合わせたいですか?
あなたが「休んではいけない。」「身体にムチ打って毎日頑張らないといけない」と過ごしているということは子どもたちにも、同じことを強いているということになるんです。
だから、辛かったら休みましょう。自分のことを第一に考えて下さいね。それを許さない人がいるなら、そこはあなたの居場所ではないということです。
人手不足と言われても関係ない
「あなたが休むとクラスが回らないの。」
この言葉に私は怯えて無理して出勤したこともありますが、よく考えてみてください。
人が足りない。
これってあなたが対処すべき仕事ですか?
違います。これは経営の仕事。
経営をする以上、人手をカバーできるようにするのは経営陣の責任。園長や主任たちの仕事です。だから彼女たちは私たちよりも高いお金をもらっているわけですしね。
つまり、誰かが休んだら回らない。そんな状況を作り出してしまうのは、完全に園の経営に問題があるんです。
私たちにその責任を押し付けてくることは間違いなんです。もしあなたがそう思えないなら、もしかすると、あなたはあなたが負うべき責任以上のものを背負っているかもしれません。
私がそうだったから。笑
真面目で全部のことに向き合ってしまう人ほど、無理してしまうんですよね・・・だから私はこの記事を書いています。そんな一生懸命で子ども思いのあなたに、私のように身体を壊して欲しくないんです。
「転職できる」という気持ちが余裕をくれた

書いてきたように、私は心身を壊しながらも幼稚園で働いてきました。
休んだりしましたが、それでも慢性的に疲労や病気がありました。もしその時の私に別の環境もある。という考えがなかったらもっとひどい目に遭っていたかもしれません。
当時、密かに登録していた転職サイトを暇な時見ていて、心が救われたんです。
引越しの時に物件を探すみたいなあのワクワク感、私は転職サイトを見ることで、
「もし本当にやめたくなったら辞められるわ」
という余裕が私の心を救ってくれたと今でも思っています。そして実際転職しました。
心身の不調が出ていたということを伝えたらすんなりと辞めさせてもらうことができ、今となっては身も心も健康になって毎日過ごせています。
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幼稚園を退職する時にスムーズに受け入れられる退職理由
あなたも転職サイトに登録して今の心に余裕を作り出し、心、身体が悲鳴をあげる前に余裕をつくってみませんか?
まとめ
仕事に行きたくない・・・こう思うのは幼稚園の先生に限ったことではありません。が、幼稚園はちょっと特殊。
特に責任を感じやすいし、自分の責任以外のことも自分の事のように思ってしまうくらい狭い社会です。
だからこそ頑張っちゃうんですよね。嫌だと思っても辛い体を起こして毎日出勤するんです。
でも、私のように自分の限界がわからないと心身に不調が起こってしまい、限界を超え、後悔することになります。
もちろん頑張ることは必要なことですが、自分の限界を知って頑張るのと、限界を知らずに身体を無視して頑張るのとでは雲泥の差。
何より私のような辛い思いはして欲しくないという思いでこの記事を書きました。
もし心身に不調が出ているようなら思い切って休んで、自分を癒してあげてください。
そして「私にはここ以外にも働く場所がある」と実感することで心に余裕を作り出して、あなたの心と身体が悲鳴をあげないようにしてあげてください。
あなたはもう十分頑張ってるんですからね。