事あるごとに人の揚げ足を取ってくる人がいると、毎日ストレスがたまりますよね。
仕事のミスだけでなく、言葉遣いや、仕草など本当に小さいところまで指摘してくる人もいませんか?
私も先輩が揚げ足とりで、その人に話しかけられるたびに
「やだなぁ」
「今度は何?」
「私なんかしたかな?」
「嫌われてるんだろうな」
と、自分に自信がなくなっていったことがあります。
そこでこの記事では揚げ足を取ってくる人の心理と、揚げ足とりの人に何かと指摘されなくなる方法を紹介します。
揚げ足取りの人の心理を知るだけでも重たい心のストレスが軽くなるのを知っていましたか?
最終的に揚げ足とりの人を黙らせる事もできるようになりますのでぜひ参考にしていってください。
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目次
揚げ足取りの3つの心理とは?

それにしてもなぜ揚げ足取りはあんなにも些細なことで人を責めてくるのでしょうか?
実は彼女たちには隠された心理があるんです。
①不安や劣等感を感じている
揚げ足取りの人は不安や劣等感を持っていることが多いです。
揚げ足とりって”古くから働いている人がしてくること”というイメージが強いですよね。
だから、ただの上から目線のうるさい人、自信過剰な人がすること。と思いますよね?
ですが、揚げ足をとるという行為は不安や劣等感をなくすための行為なんです。
そもそも自分が満たされている人は人の揚げ足をとって責めてくるなんてことしません。
その人の不安は、給与が低いこと、評価されていないこと、仕事に満足できていないことなど、その真相はわかりませんが、
自分の不安や劣等感を打ち消すためにいちいち人の失敗を指摘して自分の方が優れている。と周りに知らしめています。
そして人を蹴落とすことで、「相手より私の方が上。」と自分に言い聞かせているんです。
②人を蹴落として上に立とうとしている
女性は特に自分の努力でなく、他人を蹴落とすことで自分の立場を上げて行こうとする傾向があります。
一方男性は自分でのし上がっていく人が多いです。
男女でのこの違いは、女性は常に他人に認められる、選ばれる側になることが多いためです。
あなたの周りでも実力がないのに上の人に気に入られて立場を上げていく人、いませんか?
または女社会でイメージしやすいのはドラマの大奥。
大奥でもいくら実力があっても殿様に選ばれなければ正妻にしてもらうことはできません。
このような状況は今でも残っていて、女性の場合は実力があるからといって男性にモテたり、出世できたりするわけではありません。
恋愛でもそうですよね?東京大学の女子学生は恋愛に苦労するとよく言われるように、
知的で収入が高く、学歴がある人よりも、収入が低く、少しおとぼけな女の子の方がモテますよね。
このように、女性は自分の頑張りによって評価されることが少ないという背景があるため、人を蹴落として上に立とうとする傾向がある。という現実があります。
揚げ足取りの人はその典型的なタイプ。周囲を蹴落として、揚げ足を取ることで、自分を優位に立たせようとしてきます。
③相手に自分の方が上だと知らしめたい
相手に対して脅威を感じている時に揚げ足をとることもあり、その場合は相手より自分が上。と知らしめたいと思っています。
誰かの存在によって自分の立場が危うくなると、揚げ足を取り出すんです。
例えば揚げ足取りの人が仕事のできる人と学年が一緒になったとします。
仕事のできる人はみんなから慕われ、好かれている。これは揚げ足とりの人にとっては脅威。
特に女性は、あの人って仕事できるよね!という噂を聞くと
「自分はできていない」
と言われているように受け取る人が多いんです。
実際、相手が褒められているだけなのに自分はできていないと思われてる。と焦ってしまうんですよ。
ですので、仕事のできる人のせいで自分の居場所がなくなるかもしれない。という心理になり、
その不安から逃れるために、揚げ足をとり、私の方が上!と知らしめようとするのです。
揚げ足取りからいちいち指摘されなくなる方法

ここまでで揚げ足とりの人がどういう心理でいるか、わかっていただけたと思います。
ではどうすればいちいち揚げ足取りの人に指摘されなくて済むのでしょうか?解説していきますね。
まず、揚げ足とりの心理を知っておく
ここまで説明してきた揚げ足とりの人の心理をまとめると
・不安や劣等感をもっている
・人を蹴落として上に立とうとしている
・相手に自分が上と知らしめたい
こうなります。
これをちゃんと理解しておくことがまず大切です。
揚げ足取りの人の心理を知っておくと、
「あぁ、不安だから揚げ足取りとるんだな」と、自分が傷つかなくて済むようになります。
揚げ足取りの心理を意識しておくだけでだいぶ楽になり、ストレスが減っていきますよ。
相手の言葉や感情の裏を読まない
揚げ足を取られてもその言葉の裏を読もうとしてはいけません。
日々揚げ足をとられると
「なんで私だけ?」
「この人私のこと嫌ってる」
「私が悪いからイライラさせてるのかな?」
と相手の感情に寄り添ってしまいがち。
でも、揚げ足をとる相手のことを考えるほどあなたの気持ちは整理がつかず、結局落ち込んでしまいます。
しかも、相手の感情や言葉の裏を考えても何も解決にはなりません。
なぜなら、揚げ足をとる原因はその人の「不安」にあるからです。
私も先輩に揚げ足を取られていた時はとても悲しい気持ちになり、私がおかしいのかな?と自分をせめ、疲れ切ってしまった経験があります。
でも、揚げ足取りの人の不安を取り除くのはあなたの問題ではなく、間違いなく揚げ足をとる人自身の問題です。
揚げ足をとる人は自分の不安を癒せないかぎり、誰かの揚げ足をとり続けます。
なので、揚げ足取りの人に嫌われいるかもしれない、私がなんとかすれば治るかも?など過度に考えすぎてはいけません。
論理的に正しい部分だけ受け止める
揚げ足取りの人に指摘されたときは、感情や、言い方は受け流して、論理的に正しい部分だけ受け止めましょう。
揚げ足取りの人は威圧的で感情的に物事をいってきます。なので、指摘をそのまま受け取るとないようよりも、言い方が気になってしまうんですよね。
そうなると、あの言い方はないわ。と、
その人の言うことが正しいことだとしても、受け取れなくなり、あなた自身の成長のチャンスがなくなってしまいます。
ですので、揚げ足を取られても、感情や言い方をスルーし、論理的に正しいな。と思ある部分だけ自分の糧にしてしまえばいいんです。
私も最初はイラっとしていましたが、この人は不安なんだ。と知っていると、
感情や言い方を受け流すことができ、本当に大切なことだけ受け取れるようになり、自分の成長にも繋げることができました。
「ありがとう」が効果的
揚げ足を取られたら、「わかりました。ご指摘ありがとうございます。」
と感謝の意を伝えるようにしてみてください。
繰り返しになりますが、揚げ足をとる人は不安を抱えています。そこにありがとうと言われることで、不安が安心に変わっていくんです。
ありがとうって相手を肯定する言葉であって、相手の存在を認める言葉でもありますよね?
揚げ足取りの人のように、自分に不安を感じている人ほど、ありがとうと言われると安心感を感じます。
ですので、はじめは言い方も強くて感情的だった人でも、ありがとうございます。と伝えていくと、いちいち揚げ足を取らなくなったり、優しい口調になったり、変化が見られるようになります。
相手の不安を刺激してはいけない
揚げ足を取る人の不安を刺激しないようにしましょう。
あまりに指摘されすぎると「自分もできてないくせに。」と相手のことも指摘したくなってしまうこともあると思います。
ですが、揚げ足取りの人の揚げ足を取ってしまうと逆効果です。
揚げ足取りの人の心理は「不安」です。揚げ足を取るとさらに不安が増し、周囲を見る目がいっそう厳しくなります。
特に揚げ足を取ってきた人に対しては「敵」と見なすようになり、
そうなるともっと揚げ足を取られるようになってしまい、さらには濡れ衣を着せられたり、どうしようもなくなってしまいます。
私自身、揚げ足取りの先輩に対して、指摘をしてしまったことがあります。
その時の先輩の剣幕は忘れません。顔を真っ赤にして私の悪いところを全部言い出し、挙げ句の果てには主任に、私がしてもいないようなミスを報告され、なぜかしてもいないことを主任に指摘され・・・
まさにカオスな状態にしてしまったことがあるんです。
人間関係を学んで、「そういうことか」と今は揚げ足を取ってきた先輩の心理が理解でき、私の対応がミスだったことがわかりますが、
当時は「この人頭おかしい」と思ってしまっていたのですごくストレスでした。
ですのであなたは揚げ足取りの人に対して、対抗してはいけません。
仕事上指摘しなくてはいけない場面でも、なるべくオブラートに包んで、不安を刺激しないようにしましょう。
周囲と情報共有しておく
揚げ足取りの人がどんな指摘をしてくるのか周囲と共有しておきましょう。
人によって業務には個人差が出ますよね。
毎月のお便りができるまでの手順や、制作物を作る手順など。
揚げ足取りの人はそんな些細な手順の違いすら指摘してきます。
ですので、周りが揚げ足取りの人がどこに突っ込んでくるのか共有しておくことで、注意すべきことを知っておくと、揚げ足を取られる頻度が格段に減っていきます。
関わりを減らす
揚げ足取りの人とはなるべく関わらないようにしましょう。
幼稚園社会ですから、同じ学年になったらもちろん関わることは避けては通れませんが、接点があるぶん揚げ足を取られる場面が増えてしまいます。
私の場合、自分のクラスの部屋にこもって作業したり、揚げ足取りをする人の視界に入らないようにしたり、確認事項は一回で全て確認するなど対策してました。
相手の視界に入らないことを意識するとこちらとしても揚げ足を取られる機会が減るので楽になれます。
ですので、揚げ足取りの人との関わりを極力減らしましょう。
可愛い後輩になる
揚げ足取りの人にとって可愛い後輩になってしまうのも一つの手です。
ただ、媚びたり、機嫌をとってしまうと「私をコントロールしてきている」とむしろ敵だと思われてしまうこともありますので注意が必要。
・挨拶をきちんとする
・真面目に働く
・わからないことは調べてから聞く
・聞き役になる
・報告、連絡、相談をする
など業務上、あなたの「敵」ではないことを示すんです。あなたにとっても業務をより一層頑張る中で、相手の中の「不安」を「安心」に変えるよう意識すると良いでしょう。
ただ、繰り返しになりますが、媚びたり、機嫌をとるのとは違うと覚えておいてください。
揚げ足のせいでもう自信がないなら・・・

もしあなたが今揚げ足を取られ、「どうしたらいいかわからない」のなら、環境を変えることも視野に入れましょう。
私自身ももうでしたが、環境を変えるだけでこんなに人生変わるの?というくらい、今は人間関係に悩むことがなくなりました。
今までは先輩に会うたび「何か言われるかな・・・」と不安にあり、実際に指摘を受けると「私のあの時の行動がいけなかったのかな」
と心が萎縮してしまって、自分らしさを失ってた私でした。
子どもに自分らしさの素敵さを伝えたいはずなのの自分ができていないことにさらに自信をなくしていったんです。
そんな自分が嫌。と思っていた時に保育士、幼稚園教諭は転職が簡単にできるという噂を聞きました。
実際にサイトに登録してからすぐに転職先が星の数ほどあることに驚愕。
その当時は転職する気が無かったので転職サイトは不動産の物件を見る気持ちで、気休めにつかっていました。
転職サイトで求人情報を見ることで「ここ以外でも働ける」という心の隙間を作り、逃げ道を確保していたんです。これも立派なストレス対策。
結果的に私は転職しましたが、あなたももし今揚げ足を取ってくる先輩、同期、または主任にストレスを感じているなら、転職サイトに一度登録してみて、自分の逃げ道を確保しましょう。
まとめ
揚げ足取りの人の心理は「不安」です。
ですので、不安を刺激しないようにすることで、いちいち揚げ足を取られることもなくなる環境を作ってしまいましょう。
揚げ足取りの人は感情的に、言い方も考えずにあなたに指摘をしてきますが、「不安なんだね」と受け流し、指摘の中でも論理的に正しい部分はあなたの成長できる要素ですので、素直に受け取ることも大切です。
そして幼稚園社会ならではの狭い社会ですが、なるべくその先生の視界に入らないこと。関わりを減らすことで揚げ足を取られる機会を減らし、あなたがストレスで苦しむ状況を防ぐことができます。