あなたの幼稚園に嫌がらせをしてくる上司、先輩、同期、いませんか?
・質問をしただけなのに「何!?」と威圧してくる
・何もしてないのに睨んでくる。
・わざと悪口を言ってくる
・ちょっとしたことでも感情的になる
私も先輩や同期から嫌がらせを受け「私が何かしたのかな?」と自分を責めてしまうほど追い詰められました。
毎日彼女たちの顔を浮かべると「行きたくない」とか「そもそもなんであんな人たちが子育ての現場にいるの?」と憤りを感じてしまい、心が萎えていってしまいます。
あなたも今嫌がらせに困っているかと思いますがそれをほおっておくと、心、身体を壊してしまうかもしれません。実際、私自身が胃を悪くして夜中に病院に搬送された1人です。
それでも、人間関係について学び、嫌がらせをしてくる人の心理がわかったことでかなり楽に仕事ができるようになりました。
ですので、この記事では攻撃的な人の心理をお伝えし、どうすれば対処できるのかご紹介して行きます。
嫌がらせをしてくる人の心理は意外と単純なので「そういうことか!」と気づけますよ。
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目次
嫌がらせをする幼稚園教諭の心理とは?

そもそもなぜ幼稚園で働く先輩や同期、さらには上司は嫌がらせをしてくるのでしょうか。
それにはちゃんと理由があります。その心理をみていきましょう。
①不安を抱えている
嫌がらせをしてくる人たちは人に攻撃をすることで自分の不安を消し去っている人たちです。
野生の動物が危機を感じた時に他の動物を攻撃して自分を守るのと同じ。
幼稚園で嫌がらせをしてくる人たちは「私のポジションが奪われてしまう」「私の評価が危ない」と感じた時に人を攻撃して、自分のことを守ろうとしているんです。
だから
・あなたの質問に対して誠実に答えない
・あなたを目の敵にしてくる
という行動をとってきます。
あなたが正しいと思って言ったことが、相手を怒らせた、なんて経験もあると思いますが、それは相手に正論を言われ、痛いところをつかれたから攻撃をして反論のスキを与えないようにしているんです。
嫌がらせをしてくるということは、相手を攻撃して自分が生き残ろうしている、自分を守ろうとしている状態。
つまり彼女たちは不安を抱えていて、その不安を消し去るために人に嫌がらせをしているんです。
②現状が変わるのが嫌だ
人は環境や状況の変化に対して”危機”を感じる生き物です。
例えば「今日は保護者面談だ。」とか「来週は運動会だから今週はいつもと違う流れで仕事をしなきゃ。」とか、
そういういつもと違う行動をしいられる時、ストレスを感じることがあると思います。
このような変化を人は”危機”と認識するのでいつもより神経を使い、疲れをどっと感じるんです。
そのため人は動物の本能として、自分の安全を守るために現状を維持しようとする傾向があります。
園で何か新しい取り組みをするとなった時に一定の反対意見が出るのはこの現状を変えたくない、維持したいという心理からきています。
嫌がらせをする人の心理に置き換えると、
・新年度で学年の体制が変わった
・新人が加入してきた
という変化=今までの労働環境が変わってしまう=危機=ストレス
という心境になり、現状を変えたくない。と思っている人ほどこのストレスは大きくなります。
つまり、新たな環境によって今までの自分の仕事の仕方、労働環境が変わるのではないか?という不安を消し去るために、他人に攻撃、嫌がらせを始める人がいるということです。
これは新卒の先生をいじめる先生によくみられる心理ですね。
③被害者意識がある
嫌がらせをしている人ほど、自分が嫌がらせをしているという意識がありません。
「あなたができないから私が言わなきゃいけないんでしょ!?」
「なんでそんな簡単なことまで質問してくるの!?」
私がよく先輩に言われた言葉です。この言葉からも分かる通り、嫌がらせを受ける方が悪いというのが彼女たちの言い分。
こんな風に言われたら「私が悪いのかな?」って自分を責めてしまいますよね?
そのため、新人いじめをする先生の心理は「新人のせいで帰る時間が遅くなった」という被害者意識。
これらから分かるように、どのパターンも嫌がらせされた側はいつも「私が悪いのかな?」と思ってしまうようなことが多いですが、実は本当の原因は攻撃する側の被害者意識です。
だって、ミスした=嫌がらせをする
ってどう考えてもおかしいですよね?
ちゃんとした先輩なら、「次回からここはこうしようね。」とか「ここはこういう背景があるから、こうして欲しかったんだ。次からよろしくね。」とか
感情的に人にものをいうことはないはず。
でも嫌がらせをする人は自分が被害者だ、という意識が先に来て冷静に物事を見れませんから、あなたに嫌がらせ、さらにはいじめにも似たようなことをしてくるんです。
④人をコントロールしたい
あなたに嫌がらせをしてくる人は、あなたをコントロールしたいと思っています。
というのも、あなたに嫌がらせをしてくるあの人、
先輩や、上司に対しても同じ態度を取りますか?
あなたがミスをしたとか、迷惑をかけたときには嫌がらせ、攻撃的な態度をとってくるのに、上の人があなたと同じようなことをしても「だいじょうぶですっ」なんて対応を変えていませんか?
ここから分かるように、本来嫌がらせをしてくる人でも怒りという感情をコントロールすることはできているわけです。
でも、自分の思い通りに動かしたい人にだけ感情をむき出しにしてくる。
つまりあなたのように自分より立場が下だと思っている人をコントロールしたい。そのために嫌がらせをしてくる、感情的にものをいうんです。
これを知った時、まさにそうだ。と目から鱗でした。
⑤なんでも決めつける体質
嫌がらせをしてくる、攻撃的な人は思い込みが激しくて、なんでも決めつける体質にあります。
「あの先生は全然責任感がない。だからきつく言わないと。」
ここでいう”責任感がない”というのはその人の主観であり、全く事実ではありません。
もしも保護者へのお便りに誤字があったとしても、お便りの締め切りまで間に合わなかったとしても、事実は
「誤字があった」「間に合わなかった」
という事実だけ。そこに無責任。と決めつける要素はありません。
もしかしたら業務が山積みで徹夜で作ったかもしれない。途中で重要な子どもへの対応があり、遅れたのかもしれない。
でも、人に嫌がらせをしてくる、人を攻撃してくる人は、そんなこと考えない。
ただ「ミスをした。」「遅れた」という事実から、あの先生は無責任だ。と決めつけているんです。
あなたに嫌がらせをしてくる、攻撃的なあの人はこのように事実に対して背景を知ろうともせず、相手を偏見で見て勝手に解釈しているということがとても多いんです。
こうみていくと、嫌がらせをしてくるあの人、なんだかかわいそうな、同情したくなる気持ちになりますよね・・・
嫌がらせをしている人がいてもストレスを溜めない方法

嫌がらせをしてくる人の心理はわかったと思います。少し納得した。心は理解できた。など少しだけ心が楽になりますよね。
でもきちんと対処法も持っておかないと、あなたを守ることができませんので、対処法もみていきましょう。
①相手にとってあなたは敵ではないと知ってもらう
嫌がらせをしてくる人にとってあなたが害がない存在。と知ってもらうことが重要です。
嫌がらせをする、攻撃的な人は不安だから人に嫌がらせをするんです。
だからあなた自身を「安全」な存在と認識してもらうことで嫌がらせを回避することができます。
・物腰柔らかく、人と平等に接する
・悪口を言わない
こういった態度が「この人は安全な存在だ」と示すことになります。そう思ってもらえると段々と嫌がらせは減っていきます。
私自身、保育観が合わない人とは議論(といっても話しあい程度ですが、)になることがあったので、そこをちょっと抑えてみました。
すると段々嫌がらせ、攻撃的な態度は軽減していきました。女性という生き物はつくづく安心を求めているんだな。と実感しました。
②顔色を伺ってはダメ
嫌がらせされたからといって、その人を逆撫でしないように。とビクビク、ヘコヘコしてしまうのは逆効果です。
人に媚びてしまうとどうしても下心が相手に伝わってしまい、嫌がらせを助長させることがあるからです。
あなたも、「スタイルいいよね」「性格良さそう!」とか人に持ち上げられたな。と思った時に嫌悪感を抱いたことってありませんか?
その時あなたは、人にコントロールされているのではないかということを本能レベルで察知しているんです。
だからビクビクして、へこへこして、媚びてしまうと逆効果。
しかも思ってもいないようなことをいうことになるので、あなたの発言に一貫性がなくなるんです。
そうなると、嫌がらせをする人に対して「不安」を煽ることになります。「あの先生私にはこういってたのに、他の人には別のこと言ってる・・」
こうなると嫌がらせを受けやすくなるだけでなく、周りからも信用されなくなりますので、媚びるという行為はやめておきましょう。
③相手を客観的に見てみる
嫌がらせを受けると「嫌だ」「怖い」とか感情が動いてしまいますよね。その気持ちはよく分かります。
でももしできるなら、「嫌だ。」「怖い。」という感情を受け入れてから、その感情を手放して見て、「無」の状態になって考えてみると、真実が見えてきます。
一歩引いてみると「あぁ不安だからそうやってしてくるんだよね」「今の自分を変えたくないんだろうな」「被害者意識を持っていきてるんだな」
と冷静になることができ、これを繰り返していると段々と自分の心が強くなっていくのが分かります。
私も最終的には嫌がらせをしてくる先輩や同期に対して何も感じなくなりました。
それは事実を見ないようにしているのではなく、しっかり事実を受け入れつつも冷静に背景を見る、知ることで心が動かなくなった。という状態。
こうなるともうどんな職場でもやっていけそうな気にもなります。
④相手の主張を受け止めない
嫌がらせをしてくる人の意見を真面目に受け取ってはいけません。
先ほども紹介したように、人に対して嫌がらせをしてくる人たちは、被害者意識があったり、物事の真実を見ようとせず、なんでも決め付けている人たちです。
つまり、嫌がらせをしてくる人たちは、その人のフィルターを通してあなたや世の中を見ているんです。
私も、「なんでみんなの意見に合わせないの?」「自分が良ければそれでいいの?」と心ない言葉を言われたことがあります。
こういうことを言われると流石に「私がもっと周りを見れないといけないのかな」と自分を責めてしまいます。
でもよくよく考えるとそれは嫌がらせをしてくる人の言葉。嫌がらせをしている人たちは世の中を偏見で見ているからきにすることないんです。
物事は見る人によって180度変わることもあります。「あなたはよくやっている」という人もいれば「まだまだ全然!」と言う人もいる。
特に嫌がらせをしてくる人はネガティブなものの見方をしている人たちなので、受け止めかたが卑屈、マイナスだったりします。
何が言いたいかというと、嫌がらせをしてくる人たちは、あなたが何をしてもものの味方がネガティブなので、どんな態度でも言動でも難癖をつけてくるということ。そんなことにあなたの人生の時間を使うなんてもったいない。
だから嫌がらせしてくる人に何か言われたら、冷静に、あの人のフィルターを通した言葉なんてなんの意味もないな。と一蹴しましょう。
⑤適度な距離感でいる
幼稚園社会ですから、どんなに嫌な人でも関わりざるを得ない場面ってたくさんありますよね。
そんな時は嫌がらせをしてくる人と適度な距離を取ること。
決して自分のプライベートなことを話してはいけません。仕事上の関係と割り切る。
私自身、どんな人とも仲良く、切磋琢磨したいという思考の持ち主だったので、距離の取り方がとっても下手で悩んだのですが、
私の仕事は子どもたちが社会に出るために準備をすること。そのために愛情をかけて見守ることだ。
と割り切ってからは、人の顔色を伺うことの無意味や、仲良しこよしする無意味さを知り、とても気が楽になりました。
⑥できれば同じ意見を持つ人を見つける
嫌がらせをしてくる人たちは弱い人たちなので、「自分が悪い人と思われたくない」と思っています。
ですので、あなたが誰かと親しくしている姿を見ると「まずい」と思うわけです。「誰かに慕われているあの人を攻撃すると私の評価が落ちる」と。
相手の心理を考えると、仲良くなりたいと思っていなくてもいいので周囲との関係を築ければ、あなたが嫌がらせのターゲットになることもなくなります。
ただ、私の場合、表面上の付き合いですら嫌だったので、密かに分かり合える人を探していて、何人か仲間を見つけることができました。
仲間の基準は、子どものことを本気で考えて行動できる先生。
意外と打ち明けて見ると素敵な保育観を持っている先生もいるもので、そこからは仲間ができたことで嫌がらせする先輩、同期も
「あれ?」と違和感を感じたようで、嫌がらせが少なくなっていきました。(完全に消えるわけではないところが厄介ですが)
⑦信頼できるなら主任、園長に相談
もしもあなただけではどうにもならない、これ以上は仕事に支障が起きる。
と感じたら主任や園長に相談するのも良い手段です。
そんなことできない。と思ったと思いますが、主任や園長からすると、今の時代ですから職場の環境の悪化が原因で人手が足りなくなることを恐れています。
何より職場の環境を整えるのが主任、園長の責任のはず。
ただ、幼稚園社会の場合、期待して相談することはお勧めしません。一般企業と違って上まで毒が回っていることが多いですからね。
私も自分の社会経験のためだ。と駄目元で主任に人間関係のことを相談しました。
最初は、嫌がらせをしてくる先輩の先生に騙されていた主任で、どうしようもないなと思っていましたが、私が自分がされたことを素直にうち明かすと、「それは・・・」と問題にしてくれ、
管理職が人間関係に対して向き合ってくれる余地もあるのだな。と意外な発見をしました。
その次の年、その嫌がらせをする先輩は立場がなくなったのかやめていきました。
それでも嫌がらせがなくならないのが幼稚園社会

私は上で紹介してきたことを試して、なんとか自分が決めた時期まで先生を続けることができました。
嫌がらせをする先輩が辞めた後も実は同期から嫌がらせ、威圧的な態度を取られていて、とうとうこれはもう環境を変えるしかないな。と転職サイトに登録をしました。
人間関係のこと、勉強してやりきったけど、ここまで悪いともう環境を変えるしかない。という決断でした。
今では転職して、月給も上がり、持ち帰りの仕事はないし、何より、人間関係に悩むことがなくなりました。
環境を変えただけでこんなに人って変わるのか、と肌まで綺麗になったのは驚きです。
でも、私がすぐに転職に踏み切れたのかというとそうではありません。
最初は子どものために人間関係の対処法を試して、なんとか良い状況を作ろうとしました。
それでも状況は好転せず、このままだと自分の幸せが追えなくなる。とたまたま転職サイトに登録。
そういう積み重ねからここまできました。
あなたも徐々にでもいいから転職も視野に。。と言ってあげたいところですが、私に足りなかったのは、「環境を変えてもいい。」というマインドでした。
こんなに簡単に自分にとって負担のない環境を見つけられたのですから、あなたに私のような苦しみをあえてもう一度経験させたいと思えるわけがありません。笑
なのでもし、ちょっとでも
・今の環境に不安がある
・できることなら別の環境を見てみたい
・これ以上頑張れないかもしれない
と思ったら、転職サイトに登録だけでもしてみてください。あなたの新しい暖かい生活はそこから始まります。
まとめ
人に嫌がらせをする人というのは、何かしらの不安を抱えていたり、被害者意識があったり、世の中をネガティブな目線で見ています。
人に対して嫌がらせをして自分の不安を埋めようとしているんです。
そんな人の言葉を真に受ける必要はありません。
自分の「悲しい」「嫌だ」「怖い」という感情は受け止めてあげつつ、
その上で、あなたが傷つく必要はないということ、嫌がらせをしてくる人の都合でしかないことを冷静にしり、対処していきましょう。
それでも無理そうなら、転職サイトに登録して別の世界を見てみてください。
いつの時代も今の状況を変えられる人は行動できる人です。無料で登録できるので、今のあなたを助けるためにも行動をしてほしいなと思います。