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「この先どうすればいいんだろう?」幼稚園教諭は”きつい”仕事。あなたは未来が見えていますか?

幼稚園教諭 悪口
奥村八重

「子どもが好きで始めた幼稚園教諭。一生懸命勉強して資格もとった。簡単な仕事ではないことはわかってた。

けど、もう行かなくていいって誰かが言ってくれたらどんなに楽だろう。きつい。もう辞めてしまいたい。」

これは当時の私が思っていた本音です。幼稚園教諭の仕事はきつい。とは言うものの、この言葉よりもっときつい現実にあなたも直面していませんか?

毎日きついな。と思っていると、心なしか子どもに対する態度に自信がなくなってきたり、心ここに在らずのまま仕事をしている自分がいますよね。そんな無責任な自分にも嫌気がさしてきて、でも結局どうしたらいいのかわからないから毎日なんとなく仕事に向かう・・・

あなたは今、きつくて、辞めたい。この気持ちはあるものの、実際この先自分がどうするべきかわからなくて悩んでしまっているのではないでしょうか?

そんな時は、自分の未来がはっきり見えてくるとその辛さが軽減します。

そこでこの記事では、「幼稚園教諭って辛い」と思っているあなたが、この先何をどうするべきなのか、私の体験談も踏まえてご紹介していきます。

この記事を読んでいただければ、きつい現実からでも、明るい未来を見据えることができるので、今抱えている心の荷物を下ろすことができますよ。

是非読んでいってください。

「毎日きつい」幼稚園教諭のリアル

幼稚園教諭 きつい

世間から見ると「子どもと楽しそうに遊んでるよね〜」とか”楽しそう”に見える幼稚園教諭。

それゆえ、簡単に「きつい」と言えない風潮を感じてなかなか本音を言えず、自分の辛さ、きつさを共感し合える環境がないのも辛いですよね。

ここでは、私はもちろん、幼稚園教諭が抱える”きつさ”をリアルに紹介していきます。

所定勤務時間を軽々オーバーする

幼稚園教諭は朝早く出勤し、夜遅くまで仕事をして、寝るのが12時を過ぎてしまう。なんてこともざらにあります。

一般的には8:30〜17:30定時ですが、それがほぼ守られていないのが現状です。

私や私の周りの先生はこんな感じで過ごしていました。

7:30 朝礼
7:45 バス迎え&掃除
8:30    順次登園、子どもと遊ぶ
10:00    主活動(製作、英語、リトミック、プール、各行事の練習
11:30    お昼準備
12:00    ご馳走さま(この間先生は食べる時間なし、実質昼休み無し)制服に着替え、歯磨き
13:00    遊びか、主活動
14:00    降園 掃除 子供見守り
16:00    終礼 各先生は学年、クラスの仕事(書き物や会議など)
17:00    定時

でも定時で終わる作業量ではないので当然残業します。帰るのが19時、20時は当たり前。しかもそこから女ボスの愚痴大会が始まると21時過ぎまで付き合わされることも・・・

21時過ぎに帰宅してご飯、お風呂、などして早く寝れたとしても23時。行事があるときは持ち帰ってきて日をまたいで作業したり、土日もやったり、自分の時間なんて一切ありません。

残業代の支給がない

紹介したように、幼稚園教諭は残業が当たり前です。それでも残業代は出ません。幼稚園教諭の約90%がサービス残業をしていると言っても過言ではない現状です。

そのため給与面に不満を持ち始め、割に合わない労働に嫌気がさしてきます。園の経営に不満を持ち始めると自分のモチベーションにも関わってきますから、残業代が出ないという事実は精神的なきつさを助長する要因になりますよね。

幼稚園の経営側の言い分としては先生に支払う給与は毎月決まっていて、残業代を支払ってしまうと園の経営が圧迫されるからだそうです。一方で、残業代が支給される園も中にはあります。

つまり今いる園が残業代を支給しない、できないのは経営の問題。経営者の腕がないから幼稚園教諭が不満を感じてしまっているに他なりません。そういう園は大体、人間関係も保護者との関係性もうまくいっていないところがほとんどです。

そんな園に居続けたら「きついな」と思うのも必然です。

人間関係もドロドロ

幼稚園の先生のきつさは労働時間だけではありません。幼稚園社会は女社会の典型。しかも男性がいない園がほとんどなので普通の会社よりもひどい女社会です。

人にあえて嫌味を言ってきたり、陰口を言ってくるのは当たり前。できないと偉そうな先輩からきつく叱られ、気分屋な同僚にも振り回されます。

しかも子どもがいる前や、保護者がいる前では普通の幼稚園教諭を演じているから、「この人たち子供たちには優しくできるし、本当は優しいのかな?」錯覚を覚えてしまうこともあり気持ちをどう整理したら良いかわからなくなる。

挙げ句の果てに、そのドロドロな人間関係の中でうまくやる人たちは群れを作り、集団でターゲットを決め、誹謗中傷してきます。

あなただけがその中で苦しんでいると、「私だけが弱いのかな?おかしいのかな?」と自分のことを責めてしまい、余計に自信がなくなり、心身ともに疲弊していくんです。

幼稚園の中でも人間関係については私も苦労しました。こちらの記事ではドロドロな人間関係の中でも自分にストレスを溜めないための対策を紹介していますので参考に読んでみてください。

➡︎私が出会ってきた性格の悪い保育士・幼稚園教諭たち。嫌な女の8つのタイプを知り対処法を知りましょう。

「きつくてもう無理」なのに一歩踏み出せない理由は?

幼稚園教諭 きつい

ここまで書いてきたように、労働時間も長く、残業代も支給されず、挙句のあてに人間関係までドロドロとなると、心も身体も疲れてしまい、「もうきつい。」と思ってしまいます。

辞めたいという考えもでてきますよね。

その感覚は全くもって正常です。

でも、それでも自分が「きつい」と言いながら幼稚園教諭を嫌々続けている人が多いのも現状です。

それはなぜなのでしょうか?

自分の考えが甘いのではないかと思ってしまう

「きついから辞める」という発想が甘いのではないか?と思ってしまうこともありますよね。

幼稚園社会は特に狭い社会なので、狭い環境の中で作られた価値観があなたを苦しめます。

あなたが人間関係で悩んでいても園の他の先生が元気に仕事をしている姿を見ると、「私のメンタルが弱いからいけないんだ」「きついから辞めるなんて甘いって思われる!」と自分を責めてしまうことになりがちです。

また、社会的にも”きついから辞める=甘え”という風潮がありますから、自分が甘えているのではないか?と思ってしまうのも無理はありません。

ですが、実は”甘え”というのは人によって全く定義が違う曖昧な言葉。あなたのきつさを「甘え」という人もいれば「甘えなんかじゃない」と言ってくれる人もいます。そんな曖昧で人によって違う”甘え”という言葉にあなたが惑わされる必要はないんです。

詳しくはこちらの記事でも解説していますので、自分が甘いんじゃないか?と思っているのであれば是非読んでみてください。
➡︎「仕事が辛い。」これって甘えですか?他人の曖昧な意見に耳を傾ける必要はありません。

辞めると言っても止められると思っている

きつくて辞めたいけど、辞めると言ったら絶対に止められる。という不安があるとなかなか「辞める」という発想になることができません。

しかも、辞めると言った後に、先輩や同僚から白い目で見られるかもしれない・・・と思うと心のきつさが増大していきますよね。

簡単に辞められるなんて思っていないから「きつい」ながらも今の職場に居続けてしまい、身動きが取れなくなってしまうんです。

また、年度途中で辞めるのは無責任だ。と思ってしまう先生も多く、年度末までやり通さなきゃ。となかなか辞める決意ができない先生もたくさんいます。

ただ、幼稚園の先生だからといって年度途中で辞めてはいけないということはありませんし、法律上では2週間前に退職届を出していれば退職できる決まりになっています。

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きついけど、辞めた後どうすべきかわからない

今の環境が辛い、きついけど、この先自分がどうしたらいいかわからないとなかなか行動に踏み出せません。おそらくこれがあなたを悩ませている一番の要因です。

・辞めるタイミングは?
・辞めた後はどうするの?
・転職活動ってうまくいくの?

という不安があると先が見えないので、むやみに「やめてしまおう」という決心ができないんですよね。

さらに、「転職先でも人間関係が悪かったらどうしよう?」という不安もあなたの心にブレーキをかけてしまいます。

その結果、「今の状況はきつい」けどまた明日も嫌々身体をベットから起こして、疲れながらも子どもたちに笑顔を振りまき、ドロドロな人間関係の中に身を投じることになってしまいます。

このようにほとんどの人が、きついけど、この先の転職活動がどうなるかわからない、転職先でまた同じ目にあったらどうしようという不安を一番のネックに感じています。

ではどうすれば転職活動を円滑に進めることができ、さらに、人間関係も良好な環境に転職することができるでしょうか?

ドロドロな人間関係、時間外労働とサヨナラする方法

幼稚園教諭 きつい

ここまで紹介してきたように、今いる職場が「きつい」のに、様々な要因で辞められないから今の職場で身も心も削っていく。そんな先生がたくさんいます。

中でも、この先の転職活動がどうなるかわからない、転職先でまた同じ目にあったらどうしようという不安があなたを悩ませている最大の要因だと思います。

私もそんなあなたと同じ気持ちでいました。そのため、きついのに行動ができず、心身ともに壊れてしまうまでになってしまったこともあります。

ですが、今ではそんな私でも今では人間関係良好、給与も満足できる園に転職することができています。

というのも

・あなたの代わりに求人情報を探してくれる
・人間関係が良い園を知っている
・実績、信頼がある
・時間外労働ほぼ無し

これらを満たす転職サイトを見つけることができたからです。このサイトを見つけたことで、今まで抱えていた転職に対する不安が一気に解消され、私は転職に踏み出すことにしました。

そのサイトは【保育エイド】というサイトです。

【保育エイド】の運営会社は、NECや富士通などなの知れた大手企業と取引がありますので、対応も丁寧で、質の高い求人を紹介してくれます。

何より、仕事を紹介した保育士さんからそれぞれの園の環境について感想を聞くようにしているため、どの園が人間関係が良くて、どの園が時間外労働が少ないか、把握している点が心強いです。

きつい現状から抜け出す後悔しないための3つのパターン

私としても、今この記事を読んでいるあなたには早くその「きつい」という現状から抜け出して欲しいと思っています。

とはいっても人それぞれ置かれている環境は違います。私は私で、きついとは言いながらも最後まで見たい学年がいたので、人間関係を学びつつ、転職活動をしていました。

そこでここからはあなたが後悔しない選択ができるよう、きつい現状から抜け出すための3つのパターンを紹介します。

今のあなたの状況に合わせて選んでくださいね。

①子どもたちに未練があるのであれば、その子達の卒園までは頑張る
→人間関係を学びながら【保育エイド】に登録してコツコツ準備する

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②子どもたちに未練がないのであれば、年度末まで頑張る。
→【保育エイド】登録し、来年度の転職先を見つけておく

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③もう未練とかそういうのではなく、とにかくきつくて辞めたい。
→年度末でも辞める手続きをしつつ、【保育エイド】に登録し転職先を見つける

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最後に選択するのは自分自身

幼稚園教諭 きつい

私自身、幼稚園教諭をしていて、辛いな。と思ったことがなんどもありました。それでも辞めてどうるすんだろう?とか人間関係で悩んでいるの私だけじゃんとか、

辞められない理由が多すぎて、しかもそれを考える時間もなさすぎて、日々「きつい」という言葉は心にあるものの、それを消化できずにいました。

そんな中、とうとう私が「辞めよう」と決意したのは2017年3月末のある事件がきっかけでした。心も体も痛めつけられてもう限界。というところまできてました。

普通の人だったら年度末だし、その場で明日からこないとかそういう決断をするような事件だったのですが、

私はどうしても後1年間、卒園まで見届けたい学年がいたので、辛くてきつくて、満身創痍でしたが、人間関係を学んだり、転職サイトに登録して、転職までの準備をコツコツ進めながら、1年間耐え抜き、子どもたちの卒園を無事見届けることができました。

この決断には今でも後悔はありません(がオススメはしません)

ですのであなたも、続けるにせよ、辞めるにせよ、ぜひ後悔のない選択をしてほしいと思います。

もちろん私が紹介したパターン以外でも、今の環境のまま、メンタルを強くしていく。という考えでも、休日だけは自分の時間を作って、結婚して辞める!という考えでも私は、

あなたが選択したことなら全て素敵な道だと思います。

あなたが納得できる選択をするのが何より大切です。

さいごに

幼稚園教諭はとてもきつい仕事です。他の人たちにはわからないだろうと思うくらい、一般の仕事とは別のきつさがありますよね。

しかも狭い社会だからあなたがあなた自身のきつさを甘えとか、弱さとして捉えてしまうこともあると思います。

また、辞めるにしても、どうやって辞められるのか?止められないかとか、転職はうまくいくのかとか、不安がつきまとい、なかなか動き出せない現実が余計自分をきつくしていきます。

私も同じ状況でしたが、【保育エイド】という転職サイトを知ってからはスムーズに転職活動に乗り出すことができ、感じていたきつさも、新しい環境が待っていると思うと解消されていきました。

しかし、やはり大事なのは自分がどういう決断をしたか。です。今いる状況から、いつ辞めるべきなのかを自分で選択し、後悔のないように過ごすのがあなたにとって一番。

この記事があなたがベストな選択をするための役に立てたら嬉しいです。

ABOUT ME
「保育士の地図」編集部
「保育士の地図」編集部
元保育士のライター集団
保育園や幼稚園で今働いている人、これから働こうと考えている人の悩みに答えるブログです。元保育士や幼稚園教諭のライターが、実体験をまじえた記事をお届けします。
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