幼稚園教諭1年目から担任を任されると
「毎日がわからないことだらけ」
「何がわからないのかもわからない」
「とにかく自信がない」
「子どもたちとどう接していいかわからない」
など、頭の中の心配事が溢れ出しそうになって毎日ギリギリのところで頑張っている。そんな状態になりますよね。
そんな私も今は保育業界8年目。あの1年目を乗り超えたからこそ、子どもたちといれるこの仕事が大好きになったという自負があります。
今まさに担任1年目で辛い思いをしているあなたにも、ぜひ私のように、幼稚園教諭1年目を乗り越えてほしい。
そこでこの記事では、幼稚園で1年目から担任を任された時に、新任先生は何をすべきなのか。を紹介しています。
1年目を実際に乗り越え、仕事を好きになった私が、1年目だからこその悩みや、その解決方法を紹介していますので、きっとあなたの参考になるはずです。
ぜひ読んでいってくださいね。
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目次
1年目から担任を任された人にしかわからない辛さとは?
幼稚園教諭は1年目から担任を任されることも珍しくないです。
あなたも今まさに、1年目から担任を任されて毎日きつい思いをしていると思います。
そこで、1年目の乗り越え方のひとつとして、辛さを共有するという手段があります。
1年目に担任を任された人ならではの悩みは、実際にやったことのある人しかわかりません。だからこそ、悩みを持った人同士分かり合えて「私も頑張ろう!」と思えるんです!
わからないことが何なのかわからなくなる
幼稚園教諭一年目で担任を任されると、そもそも、わからないことがなんなのかすらわからなくなります。
やることが膨大すぎて、しかも経験したことのないわからないことばかり毎日こなしているからです。
子どもと関わっているだけでも、毎日色々なことがおきますよね。それに加えて仕事も頑張るとなると、自分のことを振り返っている暇がありません…。
自信が持てない
1年目から担任を任される先生は自信を持てずに悩むこともあります。
1年目とはいえ先生は先生。子どもから「せんせい!」と呼ばれるわけですから「しっかりしなきゃ!」とプレッシャーを感じることもありますよね。
そんな中で、わからないことやうまくできないことが増えていくと、「せんせい」としての理想と「1年目のできない私」という現実のギャップができてしまいます。
それが自分に自信が持てなくなる理由なんです。
園長や先輩、同期に質問しづらい
1年目の先生は質問しづらくて苦労することもあります。
先ほど紹介した、何がわからないかもわからないという状態に加え、自信もついていない状態。
あとは、周りの先生が「忙しすぎて質問できる状態じゃないことを察して、質問したいこともできずに終わってしまうことがあります。
一度質問の機会を逃すと、ずるずると質問しづらくなってしまうから、負の連鎖が始まります。
子供の接し方が難しい
1年目は子どもとの接し方が難しく悩むこともあります。
まだ先生としての経験がないので当たり前なのですが、
・優しくしすぎて子どもが甘えすぎてしまう
・逆に厳しくしすぎて子どもがついてこなくなる
など、どう接すればクラスがまとまるのか、せんせいとして信頼されるのか、難しいところですよね。
このように、1年目はどうすればせんせいとして信頼され、かつ、クラス運営もスムーズになるのかわかりませんから、苦労することが多いのも当然です。
先輩と比較して自己嫌悪してしまう
先輩とできない自分を比較して自己嫌悪してしまうこともあります。
先ほど紹介したように1年目は子どもとの接し方がわからず悩みます。
そんな中、先輩たちが難なく子どもたちをまとめ上げている姿を見ると「自分はこんなにできていない」と自己嫌悪してしまうことがありますよね。
人間関係が難しい
幼稚園という職場は人間関係が難しい職場です。
女社会独特の派閥や、暗黙のルールなどが存在する園もあるくらいです。
そんな女社会ならではの悩みに打ちのめされてしまい、参ってしまう新任先生は少なくありません。
格付け大会や、悪口、ありもしない噂など、ストレスが溜まる職場もあるくらいです。
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幼稚園教諭1年目から担任になった。だからこそすべき5つのこととは?

紹介してきたように、幼稚園教諭1年目での担任は辛いことや悩むことが多いです。
他の先生と比べて経験が少ないのですから当たり前といえば当たり前。
ただ、今のあなたからすれば早くこの状況から脱したい。というのが本音ですよね。
そこで、幼稚園教諭1年目に担任を任されたあなたが今の状況をよりよくするための対策もご紹介します。
相談する
幼稚園教諭1年目がすべきことはまず「相談」です。
「周りの先生たち忙しいオーラ出てるし、聞き辛い。」と思うこともあると思いますが、思い切って聞いてみましょう。
忙しそうだから聞けないのにー!と思いましたが、先輩も先輩で仕事を抱えているわけです。そこは自分から聞くべきだったな。と少し反省しました。
え、この先生こうやって教えてくれるんだ。と意外な先輩の一面も知ることができますし、あなたにとっても成長につながります。
先輩もあなたの見る目が変わるかもしれません。
ただ、もし相談しても嫌味を言われたり、助けてくれない場合は、その職場は離れた方が良いです。
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先輩の真似をする
先輩の真似をすることも、新任ならではの対策です。
最初のうちは相談したくても、何を相談すべきかわからない、先輩が忙しそうで話しかけられないなんてことがあると思います。
・子どもを整列させる時はどんな声がけをしているのか
・子ども同士が喧嘩したらどうなだめるのか
・日頃の業務はどうこなしているのか
など密かに真似するんです。
私も1年目に担任を任されたとき、膨大な業務量をこなすことになり、途方に暮れていました。子どもたちのお便り、1枚づつおってカバンに入れるのもすごく大変。
そこで先輩を見てみたらびっくり。お便り20枚くらいまとめて折り曲げて、カバンの中にすっすっ!と滑らかに入れていました。
このように先輩の真似をするだけで、仕事のショートカットを覚えることもできますので、あなたを救う手段になりえますよ。
同期、学生時代の友人と情報交換する
同期や学生時代の友人と情報交換するのもオススメです。
というのも、日々1人で頑張っていると「私だけがこんなに辛い思いをしているんだ」と孤独を感じてしまいそうになります。
そんな時に同期や学生時代の友達と近況報告をすることで、悩んでいるの私だけじゃないだ!と思えて、元気が湧いてきます。
幼稚園は狭い社会なので、どうしても視野が狭くなりがちです。
メモと振り返りをする
基本ですが、日々メモを取って振り返るのはやっぱり大事です。
幼稚園の毎日は目まぐるしいですよね。そんな中自分の日々を振り返ることなく過ごしてしまうこともあります。
そうなると「これって前に先輩教えてくれたっけ?」と、聞きたいこともなかなか聞けなくなってしまいます。
忙しい幼稚園社会ですから、先輩からしても一度教えたことは覚えていてほしいもの。
今後の信頼関係を築く上でもメモを取って日々振り返り、確実に自分の成長につなげることが、1年目で担任を任されたあなたを救うことになります。
周りと比較しない
1年目から担任を任されたら、周りと比較してはいけません。
1年目は周りと比較せず、今自分には何ができるかを考え実行する。そして日々できることを増やす。このことに集中しましょう。
自分にできることができたら自分を褒めて、できることが増えたら自分を褒めましょう。
あなたが比較すべき相手は昨日の自分です。周りの先生ではありません。
昨日の自分よりもできるように。と考えて1年過ごすとあっという間にできることが増えて2年目は見違えるような姿になりますよ。
人間関係を学ぶ
最後に人間関係を学ぶことも重要です。
幼稚園社会は女社会。派閥や、暗黙のルールなど独特な社会が存在します。
その中に1年目から担任として放り込まれるわけですから、最初はどう対応していいかわからないこともあると思います。
そこで女社会を知らずに対応を間違えてしまうと、その後も険悪な関係になってしまったり、うまくコミュニケーション取れなくなってしまったりするんです。
例えばちょっとしたことで揚げ足をとる卑屈な先輩や、噂を流す先輩などがいる場合、ただでさえ担任を任されて大変なのに先輩の存在そのものがストレスになります。
なので、人間関係でストレスを感じないためには、人間関係を学び対策する必要があるんです。
保育社会に人間関係についてはこちらの記事にまとめていますので、是非参考にしてみてください。
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まとめ
幼稚園教諭1年目から担任を任されると、何が何だかわからないほど混乱します。
毎日が辛くて、どうしようもない気持ちにもなります。
しかも周りに相談できる人がいないと、自分だけがこの辛い状況にいるのではないか?と孤独を感じることもあるでしょう。
でも、周りを見渡してみたり、相談したり、私の記事を読んだり。。。あなたの他にも幼稚園教諭1年目で辛い思いをした人はたくさんいます。
幼稚園だけでなく、社会人1年目は多かれ少なかれ悩みがつきもの。それを乗り越えられるかどうかは、あなたの行動しだいです。
周りに相談したり、真似したり先輩に助けを求めたり、とにかく1年目を乗り越えるためにできることは全部この記事で紹介しました。
ただ、幼稚園は女社会ですから、ひどい所では相談しても無視されるとか、アドバイスをくれないとか、そういった悩みもあることは現実問題否定できません。
その時は私に相談していただければお答えしますし、または次年度から別の環境に身を置くこともお勧めします。
転職を視野に入れることも立派な対策です。
今や幼稚園教諭、保育士は人手が足りていない状態。あなたを求めている園は沢山あります。
今の状況でできることをして、それでも周囲の環境の影響であなたの成長が止まってしまうようであれば、環境を変えましょう。