年度途中で辞めたいと思っても
- 無責任なんじゃないか
- 迷惑がかかるのではないか
- そもそも許されることなのかわからない
という気持ちがあると、辞めるに辞められませんよね。
そこでこの記事では
- 年度途中でも辞められる3つの根拠
- 年度途中で辞めてもに周りに迷惑をかけない方法
を紹介します。
この記事を読んで、あなたの今のモヤモヤした気持ちが少しでも晴れたら幸いです。
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目次
幼稚園教諭が年度途中で辞めたいと思うのは迷惑なこと?
幼稚園教諭が年度途中で辞めるのは「迷惑なんじゃないか」と思う方は多いと思います。
例えば
・保護者に対して申し訳ない気持ち
・子どもを手放す感覚
・自分が辞めるせいで人手が減ってしまう
・自分のクラスを他の先生が変わりにみることになる
など「1年間見続けなければ無責任…」と思えてしまう要素がたくさんあるんですよね。
幼稚園教諭が年度途中でも辞めても問題ない3つの理由
私自身、これまでの幼稚園教諭人生の中で、「年度途中で辞めてもいいんだ。」と思える出来事が3つありました。
- 先輩が年度途中で辞めたけど大丈夫だった
- 私も年度途中で辞めたことがあったが問題なかった
- 弁護士の友達に「法律上問題ない」と言われた
それぞれ紹介していきます。
①先輩が年度途中で辞めたけど大丈夫だった
私がまだ幼稚園教諭になったばかりの頃、年度途中でやめてしまった先輩がいました。
その当時は「え、年度途中で辞めていいの?」と思っていましたが、その先生が抜けた穴は
・主任が埋めた
・行事でもそれぞれの先生が代わりに業務をこなした
・子供達も次第に慣れていった
と、年度途中で先輩が辞めてもなんの問題もなく時間が過ぎていったんです。
②私も年度途中で辞めたことがあったが問題なかった
ちなみに、私も年度途中で辞めたことがあるうちの1人です。
今のあなたと同じように、辞める前は「本当に辞めていいのか」悩んでいました。しかし、私が年度途中で幼稚園を辞めても、園で大きな問題は起こりませんでした。
この時、
保護者の方に迷惑?とか、子どもに悪いことしたかも…と思っているのは実は先生側だけだということ。
現実的には、年度途中で先生が幼稚園をやめたとしても園は問題なく回るということ。を知りました。
③弁護士の友達に「法律上問題ない」と言われた
「どんな職場でも法律上2週間前に退職届けを出せば辞められる」参考:民放第627条
これは意外と知られていない重要な法律の1つです。
法律上幼稚園教諭は幼稚園に退職届を送って2週間がたてば自動的に辞めることができます。(保育士も同様です。)
なので、もしあなたが「年度途中で辞めたい」と思っているのであれば、それは「法律で許される行為」だということを自覚しておきましょう。
私も、法律で許されていることを知った時は、「もはや辞めない理由がない」状態になり、退職する決断をする大きな要因になりました。
幼稚園教諭が年度途中で辞めるためにすべき3つのこと
そこでここでは、年度途中で辞めても周りに迷惑がかからないためにすべき3つのことを紹介します。
- 辞めることを伝える
- 辞める準備をする
- 転職活動をする
順番に解説していきますね。
①辞めることを伝える
まず、当然ですが、辞めるには園長または主任に辞めることを伝えなければなりません。
しかしここで怖いのが、辞めることを止められること。
実は、幼稚園や保育園側が”先生を辞めさせざるを得ない退職理由”が存在します。それは
- 心身の不調
- 引越し、結婚などの私生活の変化
による退職です。
と言うのも、園は責任を負うのを嫌います。もしも、
- 体調不良を伝えたのに働き続けて、先生が倒れたら….
- 私生活の変化を無理やり止めようとしたことが世間に知れたら…
これ、どちらが起こっても園自体にマイナスイメージが付きますよね。
今年度途中で辞めたいという気持ちが強く、明日にでも辞めたい!と思うのであれば、
心身の不調、引越し、結婚を理由に辞めることを伝えましょう。
スムーズな退職につながります。
②辞める準備をする
年度途中で辞めるには、退職準備を念入りにする必要があります。
というのも、年度途中に辞めるとなると、クラス運営や園での役割を引き継ぐことになるからです。
その引き継ぎがスムーズに進む分、精神的な負担も減ることになります。
私が辞めてからもストレスを感じないように実際にしたことは
- 子ども、雑務の引き継ぎ
- 返却物、受け取る書類などの確認
この2つです。
子ども、雑務の引き継ぎをすることで後腐れなく辞められる
子どもに関しては、一人ひとりの日誌があれば日誌を引き継いだり、面談の記録を引き継いだり…
とにかく教育要領を書きやすいように資料を残すことを意識しました。
雑務に関しては、「行事の進め方」「学年の仕事」を時間に余裕を持って引き継ぎました。
これができると、びっくりするぐらい自分自身の肩の荷がおります。
あなたが今、年度途中で辞めたいと思っているということは精神的に余裕がない状態だと思います。そのため「引き継ぎ準備はできることをするだけで十分」です。
とにかくまずは辞めることを優先して考え、その上で引き継ぎもできればするというスタンスでいましょう。
③転職活動をする
幼稚園教諭が転職するためには
- 自分で自力転職先を探す
- indeedなどを使ってネットで検索する
- 転職サイトに登録する
この3つの方法がメインです。
私の場合無職期間を作りたくなかったので、確実に最短で転職できる方法はどれか調べました。
その結果、転職サイトが1番合っているとわかったんです。
その理由は次の2つ。
- 自分に合う求人を紹介してくれるため圧倒的な時短になる
- 人間関係に特化した転職サイトを見つけることができた
年度途中で先生が辞めるのは誰の責任なんだろう…
あなたは今まさに、「年度途中に辞めることは無責任なんじゃないか?」と心配でこの記事を読み始めたことでしょう。
でも本当にあなたが無責任なのでしょうか。実際に考えてみてください。
幼稚園の先生が年度途中でいなくなるのは、誰の責任でしょうか。
もちろんあなたではありません。園側の責任なんです。
園側には先生が長く、安定して働ける環境を作るという責任があります。管理職はお給料が高く、その分の責任を全うする義務があるはずです。
にも関わらず、あなたは今辞めたいと思っていますよね。
ということは園側が、「先生にとって良い環境を用意できていない。」ことに他ならないんです。
このように、
「あなたを苦しい状況に追い込んだ園が問われる責任を、あなたが背負い込むのはお門違い」なんです。
まとめ:年度途中に辞めた私が思うこと
というのも、私は今、自分の保育観に合う園で優しい先輩や後輩に囲まれて、毎日楽しく仕事をしています。
こうなれたのも、あの時勇気を振り絞って年度途中でも辞めることができたから。そして、今の園に巡り合わせてくれたアドバイザーさんのおかげです。
女性にとってストレスはご法度。限りない時間を女性らしく過ごしたいと思いませんか?
一人でも多くの悩める幼稚園の先生や保育士さんが、女性らしく、その人らしく生きられますように。
そう思ってこの記事を書きました。読んでくださりありがとうございました。
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