こんにちは、「元幼稚園のせんせい」ゆっこです。
幼稚園や普段の生活で我が子が
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- 自分を出せない
- 積極的にお友達に声をかけることができない
- 自分の意見を言えない
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そんなお悩みありませんか?
そのお悩みは、周りの大人の行動次第で解決するかもしれません。
実際、私がせんせいをしていたころ、消極的で自分を出せないという子がいたのですが、消極的な理由を理解し正しいサポートをすることで、消極的な子でも自分を出せたり、自分から声をかけることができたりと成長していってくれた経験があります。
この記事は私の知識と経験から、お子さんが消極的になってしまう理由とその対処法をまとめています。参考になれば嬉しいです。
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消極的になってしまう理由
お友達に声をかけることができない。幼稚園で自分から楽しもうとしない。思ったことを口に出せない、こういう子がいわゆる消極的な子として見られます。
なぜ消極的になってしまうのか、その答えはひとつです
「どうしたら良いか分からない」からです。
本当はお友達に声をかけたいのにどう声をかけていいかわからない、本当はみんなと楽しく仲良く過ごしたいのにどうしたらいいかわからない・・・
本人は消極的になりたくてなってるわけじゃなくて、話しかけたり、仲良く過ごす方法がわからないだけなんです。
消極的な子への対処法
子どもが消極的なのは、お友達とどう関われば良いか、どう仲良くして良いかわからないからと書きました。
逆に言うと人との関わり方、仲良くする仕方さえわかれば、消極的な子も自分から人と関わることができるようになります。
大人ができることは、その「わからない」という気持ちを理解し、正しくサポートしてあげること。そのサポートとは「お手本」を見せてあげることです。
消極的な子は「お手本」があるだけで変わる
例えば、
「お名前何て言うの?」
「◯◯して遊ぼう?」
と話しかけられたとき、お母さんから
『◯◯です!』
『いいよ!遊ぼう!』
とお返事をしてあげます。
よく「ほらあそぼ!って言うんだよ!」とアドバイスをしてしまいがちですが、消極的な子にとってはハードルが高いことです。
実際にやったこともないし、どう反応されるかもわからないし、それはその子にとって小さな「危険」とすら感じています。
「お母さんが言っているから私も言える!」と思ってもらうことから始めましょう。
お手本を見せ続けることで、消極的だった子も「わからない」が減っていき、できることが増え、自信がつき、少しずつ自分からコミュニケーションをとるようになっていきます。
私もせんせい時代は実際に消極的だなと思った子に対して「こうやるんだよ」と言う気持ちで 実際にお友達と関わって見せ、お手本を見せてあげていました。するとその子は次第に「どうすればいいか分からない」がなくなってきて、自分の言いたいことが少しずつですが言えるようになっていきました。
それはそれは大きな成長・・・その時、せんせいをしていて良かったと思いました。心の底から嬉しかったです!
是非大人がお手本を行動として見せてあげてください!お子さんの成長した姿は何事にも変えられないはずです。
元々消極的な気質な子もいる
子どもの中には元々の気質で「控えめ」に人と接する子もいます。
気質というのはその子が生まれ持った人格のようなもので、のちの環境などには左右されません。
もともと控えめな気質な子には、無理やり積極的になるように仕向けると逆効果な場合があります。人との関わりを義務のように感じてしまいその子のためにはなりません。
その子自身の気持ちをしっかり尊重してあげないと、「本当は嫌だけど、積極的にならないといけないんだ。」と次第に自分の心を繕うようになってしまい、自分自身そのものに自信を失ってしまうこともあります。この自体は絶対に避けたいものですね。
控えめな子には必要な時に必要なサポートを
もともと控えめな気質の子は全てにおいて自分の意見を言いたいというわけではありません。基本的におとなしい。ですが、その子にも、「今このお友だちとお話ししたいな」「一緒に遊びたいな」と思う瞬間はあります。
その子が積極的になろうとしているタイミングを見計らってお手本を見せてあげてください。
しっかりその子の態度や心の動きを見てあげることが重要です。
まとめ
消極的な子はお友だちと仲良くしたいけどわからない、一緒に遊びたいけどどうすれば良いかわからないという気持ちを持っています。
子どもだから勝手に遊び始めるだろう、子ども同士だんだん仲良くするだろうと思いがちですが、人との関わりにおいては大人のサポート、お手本は必須です。
いくら口頭で「あそぼって言ってごらん?」などのアドバイスを受けても、実際にやったことがないことや、見たことがないことをするのはその子にとってはとてもハードルが高いこと。「危険」なこととも言えます。
まずは大人が人とどう関わるのかを子どもに見せてあげること。子どもにとって人との関わりはそこから始まります。
「大好きなお母さんがお話ししてる」
という光景が子どもの気持ちをほぐしていくんです。
ただ、元々自分の意見を全部言いたくない、と言う気質の子もいるので、見極める必要はあります。その子にとって言いたい場面、言いたくない場面があるので、この場合は、言いたい場面の時にしっかり言えるように、大人がお手本を見せてあげましょう。
その子がその子らしく積極的になると、笑顔が増え、自信もついてどんどん成長していけます。
大人がその子の性格を尊重し、時にはサポートしながら、豊かな人間関係が育んでいけるよう、お手本を見せ続けてあげましょう。