人間関係

保育士と幼稚園教諭どちらが大変!?あなたが向いているのは?

保育士と幼稚園教諭どちらが大変?

保育士と幼稚園教諭どちらが大変だと思いますか?

この答えに即答できる人はおそらくいないでしょう。というのも、

というのも、保育士と幼稚園教諭では

  • 管轄の省庁が違う
  • それぞれで働く人の価値観が違う
  • 働く場所や人間関係、給与も違う

このように、一概にどっちが大変かどうかは判断しにくいからです。

ただ、あなたが仕事をする上で、どんな価値観を重要視しているかがわかれば、保育士と幼稚園教諭どちらが大変かがわかります。

奥村八重
奥村八重
ちなみに私は、人間関係をもっとも重視しているタイプです。そんな私の視点でいうと、幼稚園の方が大変でした。

この記事では、幼稚園と保育園両方で働いた私の経験をもとに、保育士と幼稚園教諭どちらが大変なのか紹介していきます。

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あなたが保育という仕事に求めることは?

冒頭でも説明したように、

あなたが保育という仕事に何を求めるかによって、保育士、幼稚園教諭、どちらが大変かわかります。

・人間関係
・給与
・福利厚生
・子どもを優先したい
・仕事と保育は割り切りたい

など、まずはあなたがどんな仕事観を持っているのか、想像してみてください。

ちなみに私は人間関係を重視して、保育士、幼稚園教諭どちらが大変か判断していました。

保育士と幼稚園教諭、それぞれの特徴

さてあなたが大切にしたい価値観や考え方を決めたところで、保育士と幼稚園教諭の違いから、どちらがあなたにとって大変なのかみていきましょう。

ここからは具体的に

・1日の流れの違い
・給与の違い
・人間関係の違い
・保育の違い

を紹介していきますね。

1日の流れの違い:保育園は勤務中常に子どもと一緒

保育士と幼稚園教諭どちらが大変?
さて、あなたの仕事観をイメージした上でまずは保育士と、幼稚園教諭の1日の流れを見ていきましょう。

奥村八重
奥村八重
幼稚園も保育園も同じ保育業界ですが、保育士と幼稚園教諭の1日って結構違うんです。

保育士

保育士は基本勤務時間=保育時間です。1日の流れは次の通りです。

・受け入れ準備

・園児登園(朝のご挨拶、その子の気分や体調をここで見極めたりします。)

・午前の活動(子どもの遊びを見守ったり、散歩に行ったりと保育活動を行います)

・給食(保育園は給食が義務となっています。年齢によっては食べさせてあげるなどの補助が必要です。)

・お昼寝(昼食後は年齢によっても異なりますがお昼寝をさせます。この間に日誌を書いたり、庶務事項をこなすこともあります。)

・おやつ(給食同様必要に応じておやつを食べる補助をします。)

・午後の活動、降園(午後の保育活動をしつつ、子どもたちが帰宅するのを見送ります。この時保護者に余裕がありそうなら今日の出来事などコミュニケーションをとります。)

・掃除、引き継ぎ(保育園はシフト制のところがほとんどですから、引き継ぎ時にしっかりと伝達事項を伝えます。残業はする人もいればしない人もいます。)

幼稚園

一方幼稚園は保育時間=4時間とされていて、残りの時間は雑務や会議をするなど保育士とは違う1日を過ごします。

・園児受け入れ準備掃除やバスのお迎えの添乗をします。)

・園児受け入れ(保育園同様、登園した園児たちをお迎え、その子の体調や気分など、ここでチェックします。)

・自由時間(園によりますが子どもたちは10時頃まで自由に遊びます。)

・午前活動(教育要項に沿ってクラス活動や英語、リトミックなどします。)

・お昼ご飯(給食の日もあればお弁当の日もあるなど、保育園と違って給食は義務ではありません。また、年少さんでは食事の補助が必要なこともありますが、年中、年長さんに食事の補助をすることはほとんどありません。)

・降園 (バスでお見送りしたり、受け渡しをしたり、子どもをお家に帰します。この時保護者とコミュニケーションを取ることが多いです。)

・預かり保育(保護者の帰宅が遅い子は17時頃まで園にいます。預かり保育の担当は順番に回すところが多いようです。)

・行事準備、書き物、掃除、会議など(幼稚園教諭は残業が当たり前となっているのが現実で、殆どの人が子どもを見送ったあと残業をしています。)

保育士と幼稚園教諭の1日の違い、イメージできましたか?

このように、勤務時間内容が大きく異なり、稚園は14時以降子どもがいなくなるのに対し、保育園は基本的に勤務時間中は子どもと一緒にいるのが大きな特徴です。

給与の違い:保育園が若干高い

保育士と幼稚園教諭どちらが大変?

給与も保育士と幼稚園教諭では異なります。

保育園

2016年の厚生労働省の統計によると保育士のお給料は平均月収で22.3万円。年間賞与が、58.8万円。平均年収は326.4万円。平均時給は1319円でした。

幼稚園教諭

2016年の調査によると、平均月収が22.9万円、平均年収は339.3万円、推定平均時給は1301円でした。

幼稚園教諭の方が若干お給料が高いので、少しでも給与が高い方が良い。と思う方は保育士の方が大変に感じます。

人間関係の違い:いざこざを避けるなら保育園

保育士と幼稚園教諭どちらが大変?

先生同士の人間関係も保育士と幼稚園教諭では異なります。私にとっては人間関係の違いがもっとも印象的でした。

保育園

①シフト制のため、みんなでシフト通りに帰ろうという風潮がある
→1人が残業してしまうと周りも残業するべき。みたいな風潮が出てしまいますから、先生同士残業の内容に自然と連携します。

②複数担任性なので、コミュニケーション面で面倒なことがない
→というのも、先生同士ちゃんと連携しないと、困るのは自分たちです。ですのでそれぞれが連携してクラス運営をしようとコミュニケーションが活発になります。

奥村八重
奥村八重
シフト=子どもを見る時間なので、先生同士のいざこざも幼稚園と比較して少ないのが大きな特徴でした!

幼稚園

①幼稚園は14時に子どもが帰るため人間関係が面倒
→子供が帰った後は先生同士の時間になります。ひどいところだと子どもが帰ったあとだけ園がひどい女社会に変身することがあります。

②残業も当たり前の風潮
→愚痴大会が始まったり、マウンティングが始まったりでなかなか帰れないこともあります。

ただ、先生同士関わる分、気の合う先生同士出会うことができれば、とてもよい環境になります。

奥村八重
奥村八重
そんな環境奇跡に近い気がしますが…。

保育観の違い:子どもに親身になりたいなら幼稚園

保育士と幼稚園教諭どちらが大変?

保育観も保育士と幼稚園教諭では異なります。

保育園

保育園は、厚生労働省の管轄で、簡単にいうと「子どもを預かり、家庭の代わりにサポートする」立場です。

ですからお母さんの代わりをするというイメージです。

幼稚園

一方幼稚園は、管轄が文部科学省です。小学校に上がるための準備として「教育をする」立場です。

ですから、幼稚園教諭は、子どもたちにとっては文字通り先生になるわけです。

保育観に関しては、あなたが子どもと密に責任を持って一対一で向き合いたいと思っているのであれば、幼稚園の方がやりがいがあります。

保護者の違い:保育園の方が保護者対応が楽

保育士と幼稚園教諭どちらが大変?

保育園と幼稚園教諭は施設の定義も違いますからそのぶん保護者の特徴も変わります。

保育園

保育園の保護者はいま保活という言葉があるほど、「とにかく園に入れてほしい」という保護者が多く、保育士にそこまで期待している親がそもそも少ないです。

ですので親からのクレームは少なく、お迎えに来ても忙しいので一言二言話して帰っていきます。

幼稚園

対して幼稚園は親の期待が高いです。

幼稚園は教育を目的としていますし、専業主婦の方が多いですからクレームもあります。また、モンペが多いのも幼稚園です。

奥村八重
奥村八重
保護者に困るのは嫌だという場合は保育園が向いていると言えます。

残業の違い:園によるものの保育園は残業少なめ

保育士と幼稚園教諭どちらが大変?

残業も保育士と幼稚園教諭では大きな違いがあります。

保育園

先ほども書きましたが保育園はシフト制です。残業をしないように先生同士が動きます。そのため残業はなるべくしないように。という意識が強いです。

幼稚園

対して幼稚園はシフト制ではありませんし、残業して当たり前のような風潮があります。

残って製作物を作り、終わらなければ持ち帰ったり、保育園に比べて残業は多いと言えます。

奥村八重
奥村八重
もしあなたが残業を避けたいのであれば保育士が向いていますよ。

人間関係に失敗したくないなら保育園がおすすめ。

わたしは幼稚園、保育園どちらでも働いたことがありますが、結果的に

■保育園は幼稚園に比べて精神的・肉体的負担が少ない
■特に人間関係においては幼稚園よりはるかに恵まれた環境にある

という特徴があることに気づきました。

実際働いてみて、なんで幼稚園教諭から保育士に転職する人が多いのか、謎が解けました。

あなたもほかの先生と平穏に、人間関係を良く保ったまま子どもと接したいのなら保育園で働いた方が良いです。

ただし、条件があります。それは

とっても重要

今から保育園の仕事につくなら、人間関係の良い求人情報を知ること!

奥村八重
奥村八重
これは本当に重要です。

保育園は幼稚園に比べて人間関係の不都合が少ないですが、園によってはひどい園もあります。

今わたしは保育園で平穏に働けていますが、それは正しい情報を仕入れることができたからです。

今の時代、情報がたくさんありますが、自分にとって本当に必要な情報を手に入れている人は多くありません。

だから転職で失敗する人が続出しているんです…。

ちなみに私は保育エイドというサイトに登録することで人間関係の良い求人情報を仕入れていました。

あなたが人間関係に悩みたくない。と考えているのであればあなたのすべきことはただ一つ。人間関係の良い求人情報を仕入れて人よりも早く応募することです。

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やりがいを求めるのなら幼稚園。

ちなみに、幼稚園もデメリットばかりではありません。

子供の成長を目の前で自分との一対一の関わりの中で見ていきたい。というタイプの方は幼稚園が向いています。

大変な分やりがいは感じるでしょう。

ただ、保育園に比べて人間関係に悩むリスクが高く、悩み、辛い思いをしながら働くことになります。

奥村八重
奥村八重
それなら、ストレスなく子供と楽しく向き合える保育園で働く方がわたしは幸せだと思います。

結論:保育園で働いて人間関係の悩みから解放されよう

保育士と幼稚園教諭、どちらが大変かは、あなたの仕事観によります。

給与を大切にしたい→幼稚園

人間関係重視→保育園

子どもと密に接したいなら幼稚園だし、保護者と揉めるのが嫌なら保育園が良いです。

この記事でも紹介しているように、保育士幼稚園教諭は施設としては別物です。なので、どちらが大変とは一概に言えないのがわかっていただけたかと思います。

私の場合は人間関係に悩んでいたので、人間関係重視で、保育園に転職しました。

結果は大成功で、人間関係に悩まずに毎日過ごすことができています。

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もしあなたも人間関係に悩んでいて、良い転職がしたいと思ったらこちらの記事も参考にしていってください。

 

ABOUT ME
奥村八重
保育業界って人間関係で悩む人が多いですよね。 女社会に加えてあの狭い空間の中で嫌な先輩、怖い主任、理不尽な園長と毎日過ごすことになります。 心も体もストレスや不満でいっぱいになってきませんか? 私自身も人間関係に悩んだ一人です。このサイトは保育業界の先生が毎日を平和に、ストレスフリーに過ごせる方法を紹介していきます。