転職活動での面接って不安じゃないですか?
・面接で何を聞かれるんだろう?
・なんて答えればよいんだろう?
私も面接前はとても不安でした。
ですが、不安だからこそ、準備をしっかりしてから望むことで、今希望の園に転職できています。
その面接の準備と経験からわかったのは、
面接官が何を求めているのかを知り、その求めていることを答えれば、転職活動はうまくいく。と言うことです。
面接準備をしっかりすると「この人はこの園で活躍してくれそうだ」と思ってもらうことができます。
そこでこの記事では保育園に転職したいあなたへ面接への対策ですべきことをまとめました。
この記事を参考にして、確実に面接をクリアしましょう。
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目次
保育園への転職。面接では何を聞かれる?

面接官が何を求めているのか知り、その求めていることを答えれば転職活動はうまくいくとお伝えしました。
そのためにはまず何を聞かれるのか、把握しておく必要があります。
保育園の面接では
・志望動機
・どうして前園を辞めたのか?
・どうして保育を目指したのか
主にこの3つを聞かれます。
ですのできちんと答えられるよう、そして、あなたが採用されやすくなる答え方のコツをお伝えしますね。
面接で聞かれること①志望動機
志望動機は決まった言葉を用意しておくというよりも転職希望する園の特徴に沿って答えるのが良いです。
例えば、
「子どもに向き合う保育を目指す」とホームページに書いてあれば、
「一人ひとりに向き合う保育観に共感し、志望しました。」
とか
「子どもが自分で生きていけるようサポートする」と書いてあれば
「自立心を促す保育をされているとお見受けしたので、ぜひ一員となり、働きたいと思いました。」
など、その園の方針にあった志望動機を考えておきましょう。
そのため、転職活動では面接を受ける園の情報を調べておくことが重要です。
保育方針は必ず調べておきましょうね。
面接で聞かれること②どうして前園をやめたのか
これが1番答えづらい質問ですよね?
私も人間関係でやめたのでなんて答えるべきか悩んでいました。
ただ、その当時使っていた転職サイトの担当者に、
ネガティブな理由も前向きに話すことで相手にも前向きに伝わる。と教わりました。
例えば、人間関係に悩んだのであれば、
嫌な先生から離れたい。という表現ではなく、もっと別の先生の先生のそばで保育がしたくなった。というニュアンスで伝えます。
例えば、
「私は子どもに自立を促す保育がしたいと思っています。保育は他の先生から学ぶことがたくさんありますので、貴園に転職し子どもに自立を促すという方針のもと、新たな環境で自分を成長させたいとおもいました」
と答えましょう。
あるいは給与で悩んだのであれば、ただ給与が低かったことを嘆くのではなく、もっと評価されたい。というニュアンスで伝えます。言葉にすると、
「前園では年功序列で評価がされていましたが、私自身、子どもと向き合うことには誰にも負けないつもりでいます。その姿勢を評価していただきたいと考えております。貴園の自立心を促す。という方針の元、評価して頂きたいと思っています。」
このようにネガティブなこともポジティブに変換して伝えれば、印象は全然違いますよね?
私自身、面接前にこういった言葉を用意することができていたので面接では冷静に対応することができました。
面接で聞かれること②どうして保育業界を目指したのか
なぜ保育業界を目指したのかも聞かれます。
あなたが保育を目指した理由をはっきり伝えましょう。
私は面接では、相手の求めていることを伝えることが大切だと基本的に思っていますが、
自分自身に嘘をつくのは、後々自分のためになりません。
せっかく自分に合う園を見つけようと行動したのですから、あなたの元々の考えはしっかり伝えるべきです。
でないと園とあなたの価値観にズレが生じ、就業できたとしてもコミュニケーションがうまく取れなくなる可能性もあります。
というのも、私が人間関係で前園をやめたので、
面接で自分を偽ったら、偽りの自分で過ごすことになり、人間関係も自分が望んだものにはならない。と思っていました。
ですので、志望動機や、前園をやめた理由は、前向きなものにして、園の求める回答に寄せつつも、
あなたにとって大切なこと、例えば保育観だったり、仕事観は、ある程度正直に話して良いと思います。
それがあなたのためになるからです。
あなたが転職したいのは、もっと良い環境を求めているからですよね?
これまで頑張ってきたあなたをねぎらうためにも、あなたにとって大切なことはまっすぐ伝え、良い転職にしましょう。
保育園側は転職者に対して面接で何を見てる?
さて、面接対策で大切なのは、自分が何を言うかはもちろんですが、もっと大切なのが保育園側が、
面接で何を見ているのかを知ることです。
どこを見られているのかわかればあとはポイントを押さえて対策するだけです。
早速ここからは保育園が転職者に何を求めているのか、そしてあなたが何をすべきか、みていきましょう。
人柄の良さ、コミュニケーション能力を見ている
まず面接では人柄の良さ、コミュニケーション能力を見られています。
これはどこの園も同じだと思いますが、同じ職場で働く人としてちゃんと意思疎通ができるか、
また、保護者からどう見られるかも園側としては大切になってきますから、どんな人柄かも見ています。
<対策>
ですので面接では、はっきりと大きな声で話すのがポイントです。
人柄の良さやコミュニケーション能力は第一印象が大きな影響を与えます。
心理学的にも人は第一印象で「暗そうな人」と判断すると、その印象が数ヶ月も消えないんです。
ですので、最初が肝心。
人柄、コミュニケーション能力がありますよ。とアピールするためにはまず第一声を明るくはっきりを発すること。これが本当に大切です。
どんな保育感を持っているのか見ている
面接官はどんな保育感を持っているのかも気にしています。
よほどずれていなければ問題ないですが、子どもに対してどう接したいのか、
あなた自身の言葉で面接官に表現しましょう。
<対策>
例えば志望動機で、
「自立心を促す保育をされていると拝見したので、ぜひ一員となり、働きたいと思いました。」
だけでなく、
「自立を促す保育をされていると拝見したので、ぜひ一員となり、働きたいと思いました。私自身、子どもには自立心を持たせてあげるべきだと考えており、前園でも子ども主体の保育をしてきました。」
と伝えると、志望動機と同時に保育観も伝えることができ、
園の方針とこの人の方針は合いそうだな。と思ってもらえそうですよね?
このように、あなたの保育観を各質問に結びつけていくと、保育観が伝わりやすいです。
熱意、やる気をみている
自分が面接官をしている想像をしてみてください。
あなたが面接をする側だったら、やる気のある人とそうでない人、どちらを採用しますか?
もちろんやる気のある人ですよね?
やる気のある無しは何も素の性格の明るさや、暗さだけでみているわけではありません。
面接官はなぜその保育園で働きたいのかという想いの中からも熱意、やる気を見出しています。
<対策>
熱意ややる気を伝えるためには、
”自分が何がしたいか”を明確にし”それを実現するために転職しました”
とつなげます。例えば、
「私は常に子ども主体の保育を目指しています。やっと貴園のような子どもの自立を促す園と出会えましたので、貴園で働かせていただけることになった際は日々自分の保育方針を日々追い続けていけると確信しています。」
このように園の方針と熱意を混ぜて、やる気、熱意をアピールしましょう。
経験、知識、スキルを見ている
転職者に対してはこれまでの経験や知識、スキルも面接官は見てみます。
この人はこの園でどんな立場でどんな役割を果たしてくれるだろう?
あなたも自分が園長になった気分で考えてみましょう。
転職希望している人が、どんな経験を持っているのか気になりませんか?
<対策>
ちなみに自分の経験をアピールするには、ストーリーが重要です。
例えば
「私はどんなクラスでもまとめることができます。」
だと誰でも言えますよね? 誰でも言えることは説得力を持ちません。でも次の文章だとどうでしょうか?
「昔、教室の扉に激突する子、お弁当の時間に走り回る子、いつでもどこでも服を脱いでしまう子本当にいろんな子がいるクラスを持ちました。
その時は一人ひとり、どんな衝動を持っているのかまず見極めてから、みんなに同じように注意するのではなくて、その子に合った対応を粘り強くしてきました。
その結果、衝動的に行動する子がだんだんいなくなり、クラスとして統制が取れるようになりました。」
こちらの文章の方が引き込まれますし、実際この人の能力やスキルがわかりますよね。
このように人はストーリーに惹かれます。その中にあなたの個性が隠れています。
私の場合は、一人ひとり子どもを見ることと、粘り強いこと。
この2つをストーリーでアピールできました。
あなたもこれを機に、あなたの経験をストーリーで書き出してみてください
保育園の面接の事前準備

ここまで面接のイメージがだんだんとついてきたかと思います。
ではそのイメージを具体的に表現するために面接において事前になくせる不安はなくしておきましょう。
そのためには最低限の準備をしておくことで少しでも不安を減らせることができます。
事前に転職を希望する園の情報を把握しておく
面接する園の情報を事前に把握しておきましょう。
どんな方針なのか、いつからあるのかなどホームページだけでもわかることは意外と多いので、できれば印刷してチェックしておきましょう。
その保育園の1日の流れなど、把握しておけると、面接時に話が合いやすいです。
園までの所要時間を把握しておく
面接に遅刻しては元も子もありませんから、園までの所要時間は把握しておきましょう。
都内であれば電車の遅れを見込み、早めに家をでるとか、車であれば渋滞を見込んで早めにでるなど、
遅刻しないようにきちんと対策することも不安の減少に一役かいます。
当日伝えるべき自分の志望動機や保育方針など、いつでも見れる用に手元に持っておく
志望動機などどう答えるかについてはこの後コツを紹介しますが、
自分が言うべき志望動機や、保育方針など、意外としっかり考えていても緊張で忘れてしまうことがあります。
面接までの時間の空いた時間に見るとか、園に向かうまでの時間で確認できるように、手帳、あるいはスマホの中にメモをしておきましょう。
ここまで準備すれば面接への不安も減っていきます。
私は特に人間関係に悩んでの転職だったので、絶対に転職に失敗したくない。
という気持ちで準備したのですが、やはり事前に準備ができていると当日の落ち着きにつながります。
どんな格好で行けばいいの?

保育園の転職へはどんな格好で行けば良いか、あなたは把握していますか?
保育園の面接へいく格好は基本スーツです。
スーツで行けば間違いありません。
夏場は暑いかもしれませんが脱いでいいですよ、と言われるまでは自分からスーツの上着を脱ぐのは控えましょう。
大抵暑いので脱いでいいですよーと言ってくれます。
冬はコートを羽織ることがあると思いますが、園に入る前にコートを脱ぐのが基本です。
そこでマナーを見られていることを忘れないようにしましょう。
目立つ茶髪は控えよう
目立ちすぎる茶髪は控えた方がよいです。
髪の色が人を表現しているとは思いませんが、明るすぎると保護者からの目もありますから、なるべく髪の色は抑えて挑みましょう。
不安なことがあれば、転職サイトのアドバイザーに相談するのもあり
ここまで保育園へ転職する際の面接について、知識やコツをお伝えしてきました。
私もそうでしたが、1人でここまでやるのは正直きついです。
そこであなたも登録している会社があるかと思いますが、転職サイトのアドバイザーに、助けてもらうのも転職では大切です。
アドバイザーは転職のプロです。
わからないこと、困ったことがあったときに転職のプロに話を聞ける環境があるだけでだいぶ心強いですよ。
ちなみに私のおすすめ転職サイトは保育エイドです。
保育エイドは人間関係良好な園の求人情報を提供してくれますし、アドバイザーが女性です。
安心して利用することができますよね。
もちろん面接対策もしてくれますので、人間関係に悩み、転職するのであれば保育エイドには登録しておくべきでしょう。
<補足>園見学の姿も見られています
面接をした後、または面接の前に園見学をさせてくれる園もあります。私が転職活動をした時もありました。
実はその時の態度や表情も見られているんです。
例えば、
・園に入る前にコートは脱いでおく
・夏場でもスーツの上着は脱がない
・お礼や挨拶がちゃんとできているか
など、意外と園見学でもあなたのことを見ています。
私も新しい先生が園に見学に来ると無意識にみてしまうのですが、
コートを着たままだったり、おどおどしている方は園として迎えるのが厳しいようですので、園見学でもしっかりマナーを意識しておきましょう。
まとめ
転職活動のカギを握るのは面接です。面接を経て園側は採用か否かを決めます。
それがわかっているからこそ、あなたとしても面接対策はきちんとしておきたいところですよね。
私は人間関係に悩んで転職したので、次の園では絶対に失敗したくない。と、人間関係の良い求人情報を仕入れ、確実に面接に受かるように準備していました。
その中で得た面接のコツは、
基本は園側が何を求めているのかさえわかればあとはそれに応じた回答、振る舞いをすれば良いということです。
園側が求めることとしては
・コミュニケーション能力
・志望動機が園とあっているか
・やる気
・保育観
・これまでの経験やスキル
・マナー
と、色々なポイントがあります。
このポイントを抑えておき、準備しておけば面接はうまくいきます。
特に面接のポイントであるコミュニケーション能力や、やる気。というのは第一印象で決まります。
人は第一印象を3秒で決め、そのイメージはなんと半年も継続すると言われていますから、何より第一印象が大事。心理学でもハロー効果と呼ばれています。
ですので、何を聞かれるのか把握し、どう答えるか決めたらあとは、いかにはっきり回答できるか、いかに第一印象で「この人は良い」と思ってもらえるかが大切です。
そのためには事前の準備をしっかりし、当日自信を持って面接に挑むこと。
この記事ではわたし自身がしてきた準備をすべて残していますから、あなたにもきっと役立ちます。
何よりきちんと準備できると当日面接ながらも、園の先生と事前に対話することができるようになります。
よくガチガチになってしまい不自然な受け答えになってしまう人もいますが、それではなかなか評価されづらいです。
やはり準備!準備をしっかりして、面接に行き、あとは思う存分面接官との対話を楽しんでくださいね。
あなたの転職活動がうまくいくことを願っています。